toggle
2008-09-01

デューラーの悪魔 

今日の悪魔。


 

 

 

 

 

 

 

デューラー  騎士と死と悪魔  エングレービング1513年
北方ルネサンスの天才、デューラーの銅版画です。デューラーは三大銅版画というのとつくっているのですがこれがそのうちの一つの作品。かっこいい!!どの作品も気品・・があるのです。気高い理想ってかんじ。近代の作家の苦しめる内面の絵とちょっと違うのです。

悪魔はちょっと間抜けな感じですが、何かおとしめようと、企んでいるようには見えない。砂時計を持った画面真ん中が死です。死神もあまり怖い感じじゃないですね。そして気高く、頭もよろしそうな騎士が、この二人を無視して自分自身の方向へすすんでいっている。でも死と悪魔がお供みたいにも見えてきました。
ちなみにタロットカードで コートカードというのがあり、小姓、騎士、女王、王という4種類にわかれています。ワンド(棒)の王、女王、騎士、小姓・・・というよう、にソード、ペンタクル、カップにそれぞれ4人、とあるので、16人いることになります。この騎士はどの騎士だろうなぁ。カップとソードって感じがするなぁ。なんとなくね。

デューラーは偉大な芸術家ですが、それとともに実業家でもありました。自分の作った版画集(黙示録。大受難伝など)はヨーロッパで大ベストセラーだったそうです。ちゃんと流通まで考えて、自分の名前を広く知らしめた。版画だけでなく、油彩などもたくさん残しています。

でもけっこうお金のやりくりきっちりしてたみたいでこの本読むと、身近なデューラーが感じられますです。これはパトロンへお金の交渉へ行く間の長旅日記。毎日、何を買ったとかいくら換金したとか、「こまけぇ〜〜〜!!!」
まぁこういうこまかい版画をやる人だから几帳面な人なのだろうと察しがつくけどね。

 

関連記事