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2009-09-21

タロットつられた男=アンドリューワイエス

1、タロット吊られた男の具体的イメージ

アンドリューワイエスという画家に注目してみたいです。(1917〜2009)はアメリカの画家です。先日亡くなりました。

タロットウェイト版12つられた男

私が高校生のとき、初めて用賀の世田谷美術館へ見に行った作家なのです。中学校の教科書に載ってて素晴らしい絵だな〜〜と。それでずっと気になってて、お友達と二人で初めて東京の美術館へ行った記憶があります。

スクリーンショット 2015-06-11 16.34.42

ワイエスのHPより

ワイエスはテンペラという中世の技法を使ってリアルな絵を描いています。。水彩の作品もとてもかっこいいです。

題材はアメリカの田舎の自分の家と、別荘、やその周辺に住む人たちを描いてる。そして漂うのは虚無。孤独。枯れた感じ・・・・。

それで、実際のワイエスの住んでいる町の写真を見たことあるんだけど、私が思ったのは「何にもなくてつまらない場所」って感じだったんですよね・・・。こんなところがよくあんなドラマチックな絵になるなぁと。

ワイエスにとっては、濃い感情がしみついた場所だからこそ、見る人がドッキリするような心をざわめかせる絵になっているんだと思います。

この人の絵のイメージは、タロットでいうと、12の吊るされた男+9隠者かな。

籠って自分の中の虚無を風景を通して眺めている。描きながら瞑想してそうな感じ。ちなみにワイエスは幼少のころ病弱で、学校に行けなかったそうです。

話もどって、ワイエスの画集で「ヘルガ」という画集があります。近所のヘルガという女性をずっと書き続けたものなんですが、ヘルガのシリーズはずっとアトリエにしまいこまれてたみたいです。まぁ内緒で描いてたらしいんだな。

吊られた男は手の内を見せてないんで「秘密」っていう意味も私はつけているんだけど、この内緒の絵を描いていたことも吊られた男ぽい。

240点ぐらいの作品数・・・・・・作家とモデルの密室的関係の濃い感情が、そのまま描き出されていてですね・・・・・・・・・

あまりに濃くて、くらくらしちゃう1冊であります。

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