心理占星術とは〜普通の占いとの違い・西洋占星術とユング心理学がつながる理由

「占星術って、当たる・外れるの話じゃないの?」 最初はそう思っていた方も多いのではないでしょうか?でも、心理占星術はあなたという人間の心のあり方を読み解くツールです。当たるかどうかではなく、「なぜそう感じるのか」「これからどう生きたいか」を星と一緒に考えていく時間です。

私は夢分析やユング心理学を学んだので、西洋占星術という言葉ではなく「心理占星術」という言葉を使っています。くわしい成り立ちは次の章でお伝えしますね。

1・こんな気持ちの時に心理占星術は役立つ

  • 自分の使命ってなんだろうな・・・
  • 毎日ちゃんとこなしているのに、なぜか満たされない
  • 「これが本当にやりたいことだったっけ?」と立ち止まってしまう
  • 人生の転機を迎えこれからの自分をどう生きればいいかわからない
  • いつ自分の人生が変わるんだろう?
  • 人間関係で同じパターンになりやすい
  • 親との関係を改善したい
  • 自分の感情パターンを改善したい

こういう気持ちが動いたら、それを変えていくヒントがあるのが、心理占星術です。苦しい時や辛い時、星の導きがあるということがわかると少し前向きになれると思います。

このページでは、心理占星術とは何か・普通の占いとどう違うのか・どんなことがわかるのかを、初めての方にもわかりやすく解説します。

2・心理占星術セッションはこんな方に向いています 

● 人生の転換期にいる方 
40代前後で「このままでいいのか」と感じている。 
転職・離婚・子どもの独立など、大きな変化の前後にいる。 
更年期の変化とともに、心のざわつきも感じている。 

● 自己理解を深めたい方 
同じ悩みや人間関係のパターンが繰り返される気がする。 
強みはあると思うのに、うまく活かせていない。 
「本当にやりたいこと」がわからなくなっている。

 ● 心理・精神世界に関心がある方 
ユング心理学や無意識の世界に興味がある。
 カウンセリングは敷居が高いが、自分の内面を深く知りたい。 
占いとカウンセリングの間のような、 自分を深く見つめる時間を求めている。

「占いを信じているわけではないけれど、自分のことをもっと深く知りたい」 そう思っている方に、特に向いています。

3・心理占星術とは何か

心理占星術とは、西洋占星術でも「心理」に焦点をあて、ホロスコープ(星の配置図)を使って、あなたの心の仕組みや人生のテーマを読み解く占星術です。

西洋占星術の歴史は古く、数千年前にさかのぼります。かつては「王や国の運命を占うもの」でした。戦争や旱魃、飢饉などがいつ起こるのかなど、国にとって大事な出来事を占っていたのです。

20世紀に入り、心理学と融合することで大きく変容しました。

特に影響を与えたのが、スイスの心理学者カール・グスタフ・ユングです。ユングは「集合的無意識」という概念を編み出し、人類共通の「心のパターン」があることを考えました。これが元型(アーキタイプ)と言われるものです。この考え方にユングに影響された占星術家が始めたのが「心理占星術(現代占星術)」という分野です。雑誌などの占いはこれに当てはまります。

雑誌の占いは「太陽がどこの星座にあるか」だけで書いていますが、本当は10個の天体がどこにあってどんな関係になるかを見ていきます。 生まれた瞬間の空の配置が、あなたの気質・才能・課題・人生のテーマを象徴的に示しています。さらにこれらは成長するにつれ変容していきます。両親や家族、友達との関係、また現在の動いている星によっても書き換えられていきます。ですので出来事ではなく「内側の心の動き」として見ていきます。

4・普通の占いと何が違うのか

「彼からいつ連絡来る?」・・・これが多くの人がイメージする「占い」です。

でも心理占星術は、いらっしゃった方の心の内側にフォーカスを当てるものです。その人がどんなことに今悩んでいるのか、そしてどんなことが得意で、どんなことを課題にしていて、どんなことを得意として、どんなことを仕事でやっていけばいいか・・などを読み解いていきます。

その生まれ持った型は生きていくうちに変化するのでその心(現実)が変化しそうなタイミングもみていきます。

また50代近くになってくるとそれまで妻・母の役割を懸命にやっていたけど、その役割が終わるライフステージの変化があります。それまでの「自分らしさ」が変わってくる時期でもあります。老いた親との関係が復活するかもしれません。両親との関係を見直していきたい方にも、心理占星術は役に立てます。その関係の見直しによって現実の目の前の人間関係が大きく変わること少なくありません。

心理占星術のセッションは、星を通じて、あなた自身があなたの心を理解していく時間です。「怖いことを言われるんじゃないか」という心配は不要です。ここでは、脅すような占いは一切しません。自分の可能性を広げる視点を持てるのが心理占星術の特徴です。

5・ ユング心理学との深い関係

心理占星術を語るうえで、ユング心理学は切り離せません

ユングは「人間の心には、意識と無意識がある」と考えました。私たちが日常で気づいていない感情・恐れ・欲求・怒りそれが無意識の層に存在し、人生のパターンや繰り返す悩みを生み出しています。

ホロスコープは、そのような無意識のパターンを可視化してくれるものです。

「なぜ同じ人間関係の悩みが繰り返されるのか」 「なぜあの人といると消耗するのか」 「なぜ自分のやりたいことがわからないのか」

星を知ることで、これらの問いに一筋の光が差し込みます。

ディーン・ルディアが開いた人間中心の占星術

ユング心理学の影響を受けて占星術を大きく変革した人物が、フランス生まれのアメリカの占星術家・哲学者ディーン・ルディアです。

ルディアは1936年に著した『占星術の人間化(Astrology of Personality)』の中で、それまで「運命の予言」として使われていた占星術を、人間の成長と個性化のプロセスを読み解くツールとして再定義しました。

ルディアにとってホロスコープは「何が起きるか」を示すものではなく、「その人がどのように生きることができるか」という潜在的な可能性の地図でした。ユングの「個性化」人が本来の自分になっていくプロセス〜という概念と深く共鳴するこの考え方は、現代の心理占星術の礎となっています。

リズ・グリーンが体系化した心理占星術

ルディアの流れをさらに発展させ、心理占星術を現代的に体系化したのが、イギリスの占星術家・ユング派分析家リズ・グリーンです。

リズ・グリーンはロンドンのユング派分析家協会でトレーニングを受けディプロマを取得した、正式なユング派分析家でもあり1976年の著書『土星(Saturn: A New Look at an Old Devil)』で占星術界に衝撃を与えました。それまで不運の星として忌み嫌われていた土星を、魂の成長のために必要な試練と成熟をもたらす星として読み解いたのです。

さらに1983年には心理占星術の学校、占星術心理学センター(CPA: Centre for Psychological Astrology)をハワード・サスポータスとともにロンドンに設立し、ユング心理学・神話・元型論を統合した占星術教育を世界に広めました。

リズ・グリーンの最大の貢献は、ホロスコープの各要素をユングの元型(アーキタイプ)と結びつけたことです。惑星は単なる天体ではなく、人間の心の中に宿る普遍的なパターンの象徴として読み解かれます。

吉田結妃の占星術とユング心理学の関わり

私は高校時代に、河合隼雄先生の「無意識の構造」 中公新書 を読んで潜在意識に興味も持ちました。詳細はこちらのプロフから「人のこころに興味をもったわけ」をお読みください

しかし、大学で心理学を学ぶことは選択せず、デザインの世界に向かったわけですが、その世界で大きく挫折してしまったのです。ショックを受けた私はそこからどう生きていけばいいのかと、自分を支える思想の土台をつくるべく様々な本を読み漁ったわけですが、その中でリズ・グリーンの「占星学」を読んで衝撃をうけました。

それまで興味があった星占いとユング心理学を組み合わせて研究している人がもう海外にすでにいるのだということに本当に感動しました。心と星は繋げて深く考えることができるのだ!それによって自分の心がどのようなものなのかがわかるのだ!私は深い喜びを感じました。

その本を読んでから、占星術をまずはしっかり取り組みたいと思うようになりました。すべては「自分の心」を知るためです。

国内では主に松村潔氏に学びました。海外の占星術家も情報だけは入れたいと思い、海外の占星術雑誌の読み会を10年近く開催していたこともあります。2008年で占い師としてデビュー後、18年個人セッション・自分の講座を続けることになりました。

またオーストラリアの占星術家、ブライアン・クラーク先生の「家族の占星術」講座に参加し家族とホロスコープの関係に感動しました。さらに先生の「夢のホロスコープ」というワークショップに参加し(ワークショップ参加の記事はこちら)に強い影響を受けました。

これに参加して私は「夢と占星術をやっていきたいと思ったのです。でも夢をしっかりもっと学んでからでないと難しいかもしれないな・・と思いました。

一般人向けに夢分析をしている分析家は見つからず、諦めていました。

でもそのワークショップを受けて3年後に、チューリッヒ・ユング研究所所属のユング派分析家・今井晥弌先生のもとで3年間、教育夢分析・箱庭分析を受けることができました。これは私にとって幸運な出会いでした。先生からはユング心理学・他の夢分析・箱庭の事例なども学び、スーパービジョンも受け続けています。

さて日本にユング心理学(夢分析)を広めた第一人者は河合隼雄先生です。河合先生は箱庭療法も日本人に向いていると考えて、導入されました。夢と箱庭は一見、全然違うと思うかもしれませんが、同じものを扱います。それは無意識です。

夢も箱庭も言葉でない「心のイメージ」を扱いますがそれが人間と無意識の共通言語なのです。イメージは無意識の表れ。それが人生を導くものなのです。

私自身が、占星術の知識だけでは届かない、心の深層に夢分析と箱庭で触れることができたので、2021年から夢解きセラピーと箱庭表現セラピーも取り入れることにしました。

ですから、単に西洋占星術にオプションのメニューとしてこの二つをつけたのではなく、ユング心理学という同じ根から育った無意識への3つのアプローチを統合しているのです。

占星術と夢の統合について体験してきたことは、以下をご覧ください

「占星術家がなぜユング派の夢分析を受けたか」
→ 「占星術とユング心理学の意外なつながり
20代で出会った一枚の絵が、無意識の深さを教えてくれた〜ユング心理学「普遍的無意識」とは何か

6・ ホロスコープで何がわかるのか

ホロスコープは、あなたが生まれた日時・場所をもとに作成する「天体の配置図」です。主に以下のような天体がどのような状態か見ていきます。天体は「神話」と結びついています。どんな神話の人物が心の中で動いているか?それをみていくのがユング心理学の「心理占星術」です。

● 太陽:あなたの人生のテーマ・自分が目指す理想。外の世界でどう輝くか。元型としては英雄・父親像。

● 月:母親との関係でできた感情の無意識のパターン・どんな安心を求めるか。元型としては母親像。

● 水星:思考やコミュニケーション・情報発信や世界をどう処理するか。小学生ぐらいの子供。元型としては永遠の少年像。

● 金星:愛し方・価値観・喜びを感じるもの・人間関係のスタイル。元型としてはアニマ。好みの美しい女性像。娘イメージ。

● 火星:行動力・欲望・怒り・戦い 元型としてはアニムス。好みの男性像。

● 木星:拡大・成長・恩恵・信仰心 元型としては宗教的指導者・父親像。

● 土星: 課題・父権的な常識・乗り越えることで得られる成熟。元型としては影。

● 天王星・海王星・冥王星 世代的テーマ・人生の深い変容に関わる惑星。深層の無意識にある分離させるエネルギー・恐怖・そこから逃れるための夢の方向性などを示す。特に夢解きを深めていくとこのエネルギーとの向き合うことが多くなる。

この10個の天体が、人物のように心の中で会話していると考えてみてください。心の中には様々な自分が住んでいて、時と場合によってメインステージを使うのです。

ユング心理学では心の中に人類共通のある種の「型」がありそれをユングは「元型」という言葉で呼んでいます。元型はさまざまなキャラクターと考えて良いでしょう。

心の中のおしゃべりはいろいろな意見を持ってる心の中の人が会話しているはずです。

例えば「土星」であればイメージとしては厳しいルールをいうおじいさんが「こうすべきだ。こういう時はこういうルールに従わなくてはならない」と言っている。これはユング心理学では老賢者の元型イメージに重なります。

また「火星」であれば「いや自分ひとりで切り開き戦っていきたい」となります。元型であればアニムス(男性イメージ)神話であればマルスとなるでしょう。

土星と火星の人物の会話になっていきます。心の中で葛藤が生まれますよね。ほんとうは火星で戦って切り開きたい・・でも土星のおじいさんが「ダメだそんな常識はずれは!」と禁止する・・。このような心の中の会話は日々たくさん行われています。でもそれが「無意識」になっていて気付けないことも多い。

どんな葛藤があるのか?どうしたらその葛藤を乗り越えていくことができるのか?自分の思考パターンを認識し、考えていくのが心理占星術です。

また「仕事の方向性」「今生でやるべきこと」、本来の占星術の素晴らしい知恵「今どんな星の配置で、これからどんな影響があるのか」という未来予測も詳細にわかります。

セッションではお客様の1番知りたいことにあわせて、内容をカスタマイズさせていただいております。

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7・ 40代中盤からの人生〜占星術とユング心理学の関係

40代前後に多くの人が経験する「人生の折り返し点」があります。それまでは「外の世界」……仕事・子育て・社会的な役割に向けていたエネルギーが、ここで向きを変え、「内なる自分」へと向かい始めます。更年期の身体の変化も、生き方の転換のサインです。占星術では、この時期に特有の天体の動き(土星回帰・冥王星のトランジットなど)があります。星を読むことで、「なぜ今この変化が起きているのか」が腑に落ち、迷いが方向性に変わっていきます。

「なんとなく満たされない」 「自分が何者かわからない」 「正体のわからない不安がある」・・こんな気持ちになっているなら、今までの自分を支えてきた古い信念を、再確認する時なのだと思います。それは本当の自分が「表に出てきたい」というサインでもあります。

そしてこの感情の奥には、子どもの頃に抑圧したまま忘れてしまった「秘密の感情」が眠っていることがあります。言葉では届かない、その感情。この感情が人生を動かしているということを私は夢分析を受けて体感しました。

過去の感情がテーマになる場合は、ホロスコープの他に、ユング派分析家・今井晥弌先生が企画された「秘密の感情カード」をセッションで使っています。言葉ではなくイメージで無意識に働きかけ、あなたの裏側にひっそり眠っている気持ちに、じっくり寄り添いながら解放していきます。

また、もし困りごとに直面しているなら……それはもっと深い無意識からのメッセージです。子どもの頃から無意識に溜まった考え方が隠されていて、それに気づく必要がある……そんなシグナルが現実を通して教えてくれているのだと思います。

そんな時は箱庭表現セラピーや夢解き、そして秘密の感情カードで、優しくゆっくり無意識を見ていくことをお勧めしています。

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8・セッションのメニューについて

ウラニア・ガーデンでは、以下の3つのセッションをご提供しています。

① 心理占星術セッション(60分・12,000円)

1. 自分の本来の方向性を確認できる 
あなたの出生ホロスコープを読み解き、本来の気質・才能・人生のテーマをお伝えします。

2、 気持ちを解放するきっかけをつかめる
「気持ち」がどう動きやすいかはホロスコープから客観的に理解することができ、「だからこう感じやすいのか!」という理解につながります。両親との関係を振り返り過去の忘れていた気持ちを「話し合うこと」で優しく一緒に心を紐解いていきましょう。 

3. 宇宙のタイミングを知りスムーズな流れに乗る
現在の星の状況・今後の星の変化と向き合いやすい課題・設立日のスタート日の選定なども行なっています。セッション後には、ホロスコープ資料+リーディング資料をお渡しします。

1番知りたいことをテーマにセッションをしていきます。
詳細はこちら→心理占星術セッション詳細

② 箱庭表現セラピー(60分・6,000円)

砂箱にミニチュアを置いていく「箱庭」を通じて、言葉にならない心の声を外に出します。深層心理に働きかける、非言語のセラピーです。自由な子供のようなやり方は心を解放に向かわせます。頭で考えがちな方にもおすすめです。対面(藤沢)で受けていただけます。

詳細はこちら→箱庭表現セラピー詳細


③ 夢解きセラピー(60分・6,000円)

あなたが見た夢をユング心理学の観点で読み解きます。読み解くことによって「癒しの旅」が始まります。無意識を活性化し自己治癒力を高めより良い人生にしていくのが夢解きです。無意識のメッセージを意識化する夢解きは心のパワーを再生させるセッションです。対面(藤沢)またはオンライン(Google Meet)で受けていただけます。

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9・まず一歩、踏み出してみませんか

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10・よくある質問

Q. オンラインと対面の違いは? 
→はい、オンラインも対面と同じようにじっくりとお話しできますのであまり違いはないと思います。Google Meetを使い、ホロスコープを画面共有でお見せします。藤沢にいらっしゃれなくても、全国・海外からも受けていただけます。(箱庭は対面のみです)

Q. 出生時刻がわからないのですが大丈夫ですか? 
→はい、可能です。正午(12時)で作成したホロスコープを使用します。一部読めない部分もありますが、多くの情報は得られます。

Q. 占いは初めてですが大丈夫ですか? 
→初めての方が大半です。専門用語は使わず、対話を大切にしながら進めます。怖いことは一切言いませんのでご安心ください。

Q. 心理占星術と普通の占いはどう違いますか? 「当たる・外れる」ではなく「なぜそう感じるのか・どう生きたいか」を一緒に考えるアプローチです。

Q. どのくらいの頻度で受ければいいですか? 
→ニーズによって違ってきます。
①占星術での今の運気や、バイオリズムを知りたい場合:1年に1回程度「来年の星周り」の占星術セッションをお勧めします。
②今悩みがあり心のエネルギーを変容させていきたい場合:夢解きや箱庭表現セラピーで2週間に1回のセッションをお勧めします。
③悲しい出来事を癒したい場合:夢解きや箱庭表現セラピーで2週間に1回のセッションをお勧めします。


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