前回の記事では、乙女座のMCに導かれて医療事務やギャラリー運営の仕事を経験したお話をしました。
以前の記事→乙女座のMCが教えてくれた「天職」への道 ― アイデンティティを失った私が仕事を見つけるまで
今回は、そのギャラリー時代に静かに開花し始めた、もうひとつの話です。
7ハウスの双子座太陽・水星が示すもの
水星は乙女座のルーラーでもありますね。私のMCを活気づけるためにはルーラーが入っているハウスとサインを意識すると良いですね。
私は7ハウス(対人関係を象徴するハウス)に双子座の太陽・水星・金星を持っています。人と話すこと、関わることに喜びや価値を感じるタイプです。お店などたくさんの人が集まる場所はこのエネルギーを活かしやすいですね。
私が働いていたお店には女性の方の来店が圧倒的に多かったのですが、リタイアして近所で悠々自適に過ごすおじ様方も、よく遊びに来ていました。社長がとても美人だったので、皆さん「ママ」って呼んでたんですよ・・・社長目当てにいらっしゃるのですが、社長が不在の時は、私がお茶を出し、雑談の相手になることが多かったのです。
「話す」よりも「聴く」ことに気づいた瞬間
最初は何を話せばいいのか分からず、正直かなり苦手意識がありました。私には「祖父」の存在はほとんど縁がなかったから・・・。でもある時気づいたんです。自分が一生懸命話そうとしなくても、相手の話を聴けばいいのだと。
常連さんたちのドラマチックな人生
最初は話して気分よく帰ってくれればいいっていう感じだったのだけど、けっこうすごい話が出てきてました。駆け落ちした相手が、今の奥さんだとかね!驚きますよね。今はのんびりしたおじ様に見えても、過去の話を聴くとドラマチックな人生があるのだということがわかってきました。
長年連れ添った奥様がもう聞いてくれなくなった話を、小娘だった私が「聴かせてください」という顔で受け止めると、皆さん驚くほどたくさん語ってくれました。良かったのは、おじさまたちが社会で結果出してきた人たちだからか、嫌味な自慢話がほぼなかったということです。
双子座は世界に対する好奇心も活発です。特に私は7ハウスだから対人関係ですね。「この人にはきっとすごい人生の物語がある」という相手に好奇心を持つことが、相手の話したい気持ちを引き出すのかもしれません。
ギャラリーの作家さんとの対話
またギャラリーだったので、作家さんがいることもあり、作家さんとの雑談などもありました。寡黙な方も多かったけど・・・作家さんの世界観を聞くのはとても楽しかったです。一番印象に残っているのは、戦争で南方にいった時の話をした木版画作家さんでしょうかね・・・。
「聴く」を活かした接客販売
そして店舗の販売ですから、それもコミュニケーションです。私はそれまで販売経験なかったので、社長の売り方を見よう見まねしていました。特にジュエリーは「その人が好きそうなものを選ぶ」ということ。それが好みにハマるとそうするとお客さんに「私のことわかってくれる!」という気持ちになってくださり、ご購入してくださることもけっこうありました。ここでもまずは人のエネルギーを「聴く」をしてたのではと思います。
クレーマー対応も「傾聴」で見抜く
またお店では困った人が来た時に、うまく帰ってもらうのも大事な技術です。ある時「私は社長の友人だ」といって傲慢な感じのおばさまがやってきたのです。社長がいなかったので私が対応したのですが、顧客名簿にない人だなーって、知らないな・・・。帽子かぶってすごい華やかなスカーフまいててショートカットの女性でした。
あまりに「私はね・・・すごいんだ」みたいな感じだから、社長と本当に友人なのか調べるために、その人の身の上話を聴くモードに変えたんですよね。いつもより深掘り、相手がよろめいたらそこでまた鋭くツッコミ質問みたいなことをしていたら、「社長によろしく」って言ってスーッと帰っていきました。社長に後から聞いたら「そんな人知らん」でした。
あの人は目一杯オシャレして何を訴えにきてたのかな・・って思います・・。
乙女座の仕事(細やかな店舗運営)と共に、双子座7ハウスの部分が活性化された時期だったと、今振り返るとよく分かります。乙女座ルーラー水星が対の中で磨かれていき仕事運にも影響していったようです。ホロスコープの中の複数の要素が、順番にスイッチが入るように仕事の中で開花していくような感じでした。
「他人との体験」によってホロスコープの中のエネルギー元型が動き出すのだと思います。
傾聴力がその後の人生を支えた ― コールセンターでの意外な適性
お店が閉店し東京に移った後、数年短期の派遣社員をしていました。短期で時々入ったのがコールセンターです。電話の営業なんてやったことなかったし、正直いやだな〜って思っていたのですが・・・
ここでも私には「聴く」が大事でした。あまり興味ないと「聴いたら」すぐ切って次へ行く。でも少しでも興味あるような雰囲気を「聴き取ったら」その人相手に積極的にセールスする。、意外なことに良い成績を残せたのです。コールセンターの社員にならないかとスカウトされるぐらいで、あれ!自分こんな才能あったの?と思いました。
「聴く」ことはすごく仕事になるんだなって思いました。
でも「聴く」という行為そのもので成り立つビジネスがあるのなら、それはもっと仕事として使って良いものではないか・・?7ハウスの太陽・水星・金星が教えてくれた実感があったからだと思います。
コーチングが教えてくれた「傾聴」の3つのレベル
その後、私はずっと勉強していた占星術やタロットを仕事として始めるのですが、さらに「コーチング」というものがあることを知ります。
このコーチングで大事にしていることの一つに「傾聴」があります。そして単に聞くだけではない、聴くレベルというのがあるわけですね。私は資格コース学んでいる途中、よくスーパーバイザーに「言葉の背後にあるエネルギーを聴いてみて」と言われたんですね。下の中でいうレベル3の傾聴になるのですがね。
レベル1:内的傾聴:意識の焦点が自分に向いている状態。「次に何を言おうか」「自分ならどうするか」など、聴き手自身の内的対話が優先されている。
レベル2:集中的傾聴:意識の焦点が完全に相手に向いている状態。相手の言葉、声のトーン、表情、感情などに集中する。
レベル3:全方位的傾聴:相手だけでなく、場全体や空間のエネルギー、雰囲気を五感や直感で察知している状態。
ローラ・ウィットワース/ヘンリー・キムジーハウス/フィル・サンダール/CTI Japan訳
「コーチング・バイブル」東洋経済新報社→amazon
ここで私は初めて 客観的に自分の「聴く」を考えるようになりました。コミュニケーションの双子座は話すだけでなく双方向ということを考えると「話す」だけでなく「聴く」もとても大事なことだと思います。
「聴く」前に自分の感情を知ること
そして人の話聞く時は、自分の感情が怒りにまみれていたら、相手の言うこと言うことにイライラして「聴けない」ことになります。自分の繰り返す感情を聴くことになってしまう。そうなるとコミュニケーションは成り立たちません。ですから自分の感情から少し離れて客観的になることも双子座のエネルギーを活用する大事なポイントなのだと思います。
次の記事では、占星術家として独立してから、アセンダントに乗る海王星・木星、そして蠍座12ハウスの木星がどのように仕事に結びついていったのかをお話しします。
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