更年期の言葉にならない不安を星と無意識で読み解く|占星術とユング心理学が教える「人生の正午」の歩き方

あの手術のあと、私は初めて時間のゴールを感じた

50代に入り、そして地元に戻ってきて、私は子宮筋腫の手術を受けました。子宮を全摘したのです。全身麻酔から覚めた瞬間に自覚したことは「取られた・・・・」という気持ち。

「もう若い頃には戻れない」

悔しさと諦め、それでいて深い寂しさ。病室のベッドの上で、その事実がひたひたと染み込んできました。そして同時に、人生には終わりがある、時間にはゴールがある、という感覚が、初めてリアルなものとして体の中に落ちてきたのです。

私はユング派の夢分析を3年間受けていましたが、あの手術はその総括だったと今は思います。長い時間をかけて内側と向き合い続けた先に、あの体験があった。1度私自身も「死ぬ」必要がありそれがあって完結したのだと思います。

そしてその後も、親の老いを見守りながら、私はまだ「人生の正午」の途中を歩いています。完成した話ではなく、今も続いている話として、この記事を書いています。

「人生の正午」とは何か

心理学者カール・グスタフ・ユングは、人生の折り返し地点を「人生の正午」と呼びました。

太陽が最も高く昇る正午、光は最も強く、同時に影も足元に生まれる。その後、太陽はゆっくりと傾いていく。ユングが見たのは、人生もまったく同じだということでした。

40代後半から50代にかけて、それまで外の世界に向かっていたエネルギーが、内側へと向き直りはじめます。子育て、仕事、誰かの期待に応えること。前半の人生でひたすら外を照らしてきた光が、今度は自分の足元に落ちる影を照らし始める。

この影こそが、更年期に多くの人が感じる言葉にならない不安やイライラ、虚無感の正体です。あなたが弱くなったのでも、おかしくなったのでもない。過去に遠くに置いてきてしまったもうひとりの自分が、今ようやく声を上げ始めているのです。

占星術が示す「中年の転換期」

占星術の世界では、40歳前後から50代前半にかけて、誰もが通る中年の危機(ミッドライフ・クライシス)と呼ばれる天体の配置があります。

  • 出生冥王星と経過冥王星スクエア(約30代後半から40代(若い世代は50代)
    ギリギリまで人生を追い込み再生させる時期。冥王星は「恐怖」を私たちにもたらします。「これを失ったら今後お金が入らない!」「順風満帆だったのになんでこんなことが!」という出来事で「生き延びなければ」にスイッチが入ります。
  • 出生天王星と経過天王星の180度(約42歳): 
    冥王星の恐怖から生き延びるためには革命の天王星の影響も強まり「今までのものを変えないといけない」と悟ります。「自分らしく生きたい」という衝動が強まり、これまでの価値観を壊したくなる時期。
  • 出生海王星と経過海王星スクエア(約40代前半):
    冥王星の恐怖から逃れるため、海王星はスピリチュアルな惑星でもあるので、目に見えないものに目が向くことも。理想と現実の間で迷い、霧の中にいるような感覚を覚える時期。
  • 出生土星と経過土星の180度(約44歳):
    これまで冥王星、天王星、海王星によって昔からつくってきた「自我」がいったん壊され新たな自分にさせる時期。現実に目を向け人生の責任や限界を感じ、これからの基盤を再構築する時期。
  • キロンのリターン(約50歳): 
    キロンは傷と癒しの惑星です。子供の時の「傷」に向き合う時。過去の心の傷を癒やし、知恵へと変える魂の癒やしの時期。
  • 出生冥王星と経過土星の180度(50代前半
    私が手術を受けたのも、ちょうどこのタイミングでした。「減っていくものを受け入れ、人生の後半を生きる覚悟を決める」時期。若さへの執着や、失いたくなかったものを手放す、静かで深いプロセスです。

「影」と向き合うということ

ユング心理学では、自分の中の認めたくない部分、表に出せなかった感情、置き去りにしてきた欲求を影(シャドウ)と呼びます。

人生の前半、私たちは社会に適応するために、この影をどんどん無意識の奥に押し込めていきます。怒ってはいけない、弱くてはいけない、こんなことを望む自分はおかしい……そうやって切り捨ててきたものが、人生の正午を過ぎた頃に、どっとあふれ出してくる。

それが、更年期の言葉にならない不安の本体です。

大切なのは、この影を消すことではなく、出会い直すこと。長い間置き去りにしてきた自分の一部を、迎えにいってあげるのです。

私自身、夢分析のプロセスの中で、自分が土星を相手に投影していたことに気づいたのが分析2年目、火星を投影していたと気づいたのが3年目でした。その気づきは頭での理解ではなく、夢の中で体験し、感情を昇華させることで、はじめて起きたものでした。

プロセスの途中にいるでいい

親の老いを近くで見ている今、私はまだ「人生の午後」の途中にいます。

これからどうなるかわからない。それでも、夢分析と占星術という二つの羅針盤があることで、今自分がどこにいるかがわかる。それがあるだけで、霧の中での歩みが少し違ってきます。

あなたが今感じている言葉にならない不安も、根拠のない涙も、「このままでいいのか」という問いも、すべて意味があります。それはあなたの魂が、次のステージへ進もうとしているサインです。

ホロスコープから「今あなたがどの星のサイクルの中にいるか」を読み解き、その上で夢や箱庭のイメージを扱うセッションを行っています。「何かが変わり始めている気がするけれど、言葉にできない」という方に、特に寄り添えると感じています。

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