【2025年7月25日獅子座新月】「新しいわたし」への覚醒と旅立ち｜水星逆行で過去を思い出す

吉田結妃

5か月前

獅子座新月と水星逆行がもたらす、魂の再起動

2025年7月25日、獅子座で新月を迎えます。

この新月の直前、7月18日から水星が逆行に入りました（〜8月8日まで）。8/8まで続きます。水星は世界を滞りなく動かす大元だと思っているのだけど、それが逆になることで、つっかかったり、止まったり、後ろ向きになったり・・みたいなことがコミュニケーションや交通、パソコン関連などで多くなると言われていますね。みなさまはいかがでしょうか？

水星は「情報」「通信」「移動」「学び」を司る天体。逆行中はこれらが滞ったり、見直しや再検討を迫られる流れになりやすいといわれます。

実際、私もこのタイミングで何十年かぶりの家族旅行で箱根へ出かけたのですが、1日目は大雨。宿から見えた芦ノ湖に垂れ込める黒雲の景色が、以前夢で見たシーンとそっくりで驚きました。その夢は、ユング心理学でいう「錬金術の黒化（ニグレド）」の段階とされたものでした。今現実でもそのような課題が浮き上がっているので、これを超えていかなくてはいけないんだなぁ・・感じましたね・・・。

水星逆行の時期は、過去の古い記憶の浮上が起こりやすいとも言われます。まさに今回の箱根旅では、「あそこにも行ったな。ここにも行ったな・・」みたいな記憶も蘇りました。幼稚園のはじめての遠出遠足は箱根小涌園、小学5年で金時登山、小学6年で関所と箱根石畳を歩く、中学校で強羅スケートリンクでスケート教室、大人になってから車を運転するようになって、美術館や日帰り温泉などちょこちょこ行ってました。けっこう箱根いってるぅ〜！自分の過去と再会したような感覚がありました。

2025年獅子座新月の星の配置

この新月では、獅子座の太陽と月が水瓶座の冥王星とオポジション（180度）で向かい合い、さらに天王星・土星・海王星と調和的な角度を取っています。

冥王星は地下の暗い暗い場所のイメージですね。怖さもあるけど深い場所に潜んでいる豊かな鉱脈を表します。鉱脈探すまでは苦労があるかもしれないけど当たったらでかいですよ。そこにたどりつくまで暗い底に引き込まれないように、慎重にいかないといけないのが冥王星。暗い方にひきずられないように、明るい太陽をさらに輝かせようとするような新月です。

さらにこの新月は双子座に入った天王星もばびゅーんと60度です。天王星は電気でもありますので雷がドカンと落ちて覚醒するようなそんなタイミングになりそうです。さらに牡羊座に入った夢の海王星、現実化の土星もどどーんと120度です。新月の新しい種が勢いよく弾けそうなエネルギーが充満している新月なのです。

新月のサビアンシンボル：「髪型をボブにした女（獅子座3度）」

新月のサビアンは「獅子座 3度:髪型をボブにした女」です。

ボブカットは1920年代の女性だったらまったく新しい女性の生き方を象徴するヘアスタイルなのですよね。映画グレートギャッツビーの時代だな。自由奔放な新しいライフスタイルを楽しむ女性たちのイメージです。そういう新しい明るく軽やかな生き方に後ろからぐいぐい押されているようなそんな新月です。あなたは今どうですか？そんな生き方を考えているでしょうか？

この新月に冥王星・海王星土星・天王星が関わります！
関わるサビアンをみてみると

天王星双子座 1度:静かな水に浮くガラス底ボート　様々なものを物色中
冥王星水瓶座 3度:海軍からの脱走兵　横並びはいやだと自分の魂の本来の方向へに飛び出します。
海王星牡羊座 3度:彼の祖国の形をした男の横顔のカメオ　自分のルーツを思いだし再び自分らしさを固めようとする
土星牡羊座 2度:グループを楽しませているコメディアン　周囲を一生懸命真似して新しい集団に入る努力

サビアンイメージでこれを物語にすると、ボブにした女は横並びがいやで新しい時代のアイコンになりたい。そのためにガラスボートから今の流行りを見ようとしている。まったく新しいアイコンになるのだ！それでもう行動ははじまっていてそして新しい環境に入っている。女は周囲を真似しながら馴染む努力をしていく・・・これは私の感覚ですが、絵を見て自由にイメージ広げてみてくださいね。

あなたは今、どんな「新しい自分」に向かってますか？

牡羊座の海王星土星は土星海王星は今までのルールが静かに消えて、新しい人生スタンダードを構築しなくてはならないことを示唆しています。それは今まで無意識領域にあって気づかなかったけど、天王星は「あれいつの間にか世界がかわっているやんか！」みたいな覚醒への促しです。

冥王星が示す深層心理の闇、天王星の電気ショックのような覚醒、海王星の夢、土星の構造化。今回の新月は、「本当のわたし」が浮かび上がってくるような流れ。

気づけば世界が変わっていた。私たちの「常識」や「当たり前」は、いつのまにか塗り替えられているかもしれません。選挙結果もそんなことを示唆しているのではないでしょうか？