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占星術とユング心理学の意外なつながり|ユング派の夢分析を3年受けた占星術家が語る体験談

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はじめに:占星術とユング心理学はつながっている?

「占星術」と「ユング心理学」——一見まったく別の世界のように思えますが、じつは深いところでつながっています。

ユング心理学には元型(げんけい)という考え方があります。これは、人類が共通して持っている心のエネルギーのパターンのこと。そして占星術の惑星シンボル(太陽・月・火星など)も、同じく元型を表していると考えられています。

この記事では、西洋占星術家として長年活動してきた私が、ユング派の夢分析を3年間受けて気づいたことを体験談を交えてお伝えします。

占星術だけではわからなかったこと

私は長年、ホロスコープ(出生図)を使って自分や他の人の心を読み解いてきました。占星術はとても優れたツールで、心の傾向や時期のエネルギーを客観的に理解するのに役立ちます。

でも、自分の生い立ちや家系からくる深い疑問・・・なぜ自分はこの家に生まれたのだろう?という問いに対しては、占星術だけでは何か物足りなさを感じていました。

問題として表面化しているわけではない。もっと大きな心理的な問題になってれば専門機関に相談していたかもしれません。表面上困った問題は特にない、だから他人に相談したってこの問題は、解決するわけでない・・・深すぎて他人に解決してもらうというのが難しい話だったのかもしれません。でも、心の奥底にずっとある何か。

そんなとき、高校時代に衝撃を受けた河合隼雄先生の『無意識の構造』を思い出しました。河合先生が夢分析を受けたという話に「私も受けてみたい」と高校時代に思っていたのです。30年越しの願いを叶えるためにユング派の夢分析を受けることを決めました。

そもそも「夢占い」と「夢分析」は何が違うの?

夢に興味を持つと、まず「夢占い」が出てきますよね。でも夢分析はそれとは少し違います。

夢占い:シンボルの「一般的な意味」を調べる
「黒いカラスが出た=不吉」「蛇が出た=変化の予兆」というように、夢に登場したものの一般的な意味を辞書のように引いていくのが夢占いです。

夢分析:「あなたにとっての意味」を深掘りする
ユング派の夢分析はまったく違います。夢に出てきたシンボルが、その人個人にとって何を意味するかを、対話を通じて丁寧に探っていきます。

「バイクに乗る夢」の場合

夢占いなら「スリルを求めている」で終わるかもしれません。でも夢分析では「あなた」にとってどんな印象があるのか?を考えます。

こうして深掘りしていくと、バイクが「もう諦めてしまった自由」のシンボルになってくることもあります。同じ夢でも、その人によって意味はまったく違うのです。例えば「バイクに乗る」夢だったら夢占いだったら、「スリルを味わいたい」とか「早く何か到達したい」とかそんな言葉として本やネットでは書かれている可能性が高そうです。

私だったら、以前中型を乗っていて、恐怖もあったけど、とても開放的にさせるものだった。あのスピード感が最高だったなぁ・・ということと、現実問題、年齢重ねたしもう乗るのは無理だな・・という寂しさなども出てきます。そうすると、私に取ってはバイクがもう体力的に無理だと諦めてしまったことのシンボルにもなってくるのです。

夢を記録するだけでは変わらなかった理由

じつは2018年から夢をブログに記録し続け、気づけば290記事になっていました。でも後から読み返してもほとんど忘れているのです。

そのブログを今見てみると一部は「なんか見たかもなぁ・・」って思い出すんだけど、ハッキリ意識化してなくてバラバラな状態のまま放置されているのですね。このイメージを例えると、

海にもぐって魚はとってきた。しかしその魚をイキの良いまま捌かずに、その魚の種類もろくに見ずに冷凍してしまって「この魚なんだっけ?食べれるんだっけ?いつ取ってきたんだっけ??」で冷凍庫にあるような。

もう解凍する気も味わう気もありません。魚は「魚をよく知っている人」に聞いて、イキが良い時にさばいて味わうと「ああこれはアナゴだな」とか「マグロだな」とか、美味しいとか美味しくないとか理解できるのですね。ですから夢は「目覚めている」人と一緒に、それらを明確にして、もう1度味わうことをしないと「眠り」のまま忘却してしまうと実感したのです。

夢に意識を向けるという意味で、夢日記はとても良いことだったと思うけれど、でもメモしただけでは私の場合はダメでした。

夢もこれと同じで、記録しただけでは”眠ったまま”です。専門家と一緒に「鮮度の良いうちに」丁寧に読み解いてはじめて、夢は生きた体験として自分の中に残ります。

3年間の夢分析を通じて読み解いた夢は、今でもしっかり覚えています。そして複数の夢がひとつの大きな物語としてつながっていることが、時間をかけてわかってきました。

夢は小さな物語が積み重なって大きな物語ができている

ユング派では初回夢が今後の治療の展望を表す夢とされていて、とても大事に扱うそうです。

これはコロナで緊急事態宣言のでていた2020年の夏に見た夢です。その頃いろいろやり尽くした感があって、そろそろ実家に帰る時期ではないか?って思っていたのですが、こんな夢見て不思議だなと思っていました。その時はよくわからなかったのです・・。

でもこの夢を3年経って振り返るとものすごい夢だったなということがはっきりわかります。今2023年の未来をはっきり先取りしている夢ということがわかりました。

分析家の今井先生が、私の夢の長い旅を元型な宗教儀礼と結びつけてまとめてくださいました。こちらの本の共著書のURANIAは私です。

もしよければお読みくださいね。

占星術とユング心理学の深いつながり

ユング心理学と占星術は、現代では「心理占星術」という形で結びついています。リズ・グリーンやマギー・ハイドといった研究者がその橋渡しをしてきました。

ただ、夢分析を体験した今、一つ大切なことに気づきました。

マギー・ハイドの言葉を借りると、「元型はイメージであると同時に情動(感情)である」

占星術でホロスコープを読んでいると、「冥王星=変容」「海王星=溶解」といった知識として元型を理解できます。でもそれだけでは、クライアントさんへの言葉が借り物になってしまうことがあります。

夢分析を通じて元型を感情として体験することで初めて、占星術のシンボルが生きた言葉になっていく——これが3年間の大きな気づきでした。


占星術は「地図」、夢分析は「旅そのもの」

 ユング派の分析家で元型心理学をつくったジェイムズ・ヒルマンの本を読んで思ったことです。


この本の中で「頂上と谷」という論文があるのですが、私がその中で感じたことがあります。

山の頂上は現世から離れた宇宙との最も近い接点です。高みを目指して高い俯瞰したところでの視点です。これは占星術の考え方だと感じました。客観的に心を理解するのが現代占星術です。

そして谷に降るのは不合理で曖昧な人間の感情の世界へ向かうこと。これは普段の生活の意識ではなく、暗い谷底へ降下いていく意識です。普段は闇の中で隠されていて自分が気づかない意識がこの谷底にあるのです。明るい意識では認めたくないようなものがいろいろ転がっているのがこの谷底。そしてこの谷底に何があるのか認識できるのが夢解きだと感じたのです。この絵は私の中でひらめいた図です。

占星術もトランジットや人間関係で変容をめざすはずですが、出生図だけ抱えて頭だけで考えてしまって、変容が頭打ちされてしまうパターンも近年数多く感じます。

西洋占星術で理解したけど、気持ちがなかなか動かないとか現実がなかなか変容していかない・・そんな時は夢(無意識)を相手にする段階なのです。無意識と対話してくことで変容が促されるでしょう。私は長年自分のチャートを見続けてきましたが、冥王星や海王星の意味ははっきりとわかっていなかった。しかしその奥にある元型的なダイナミックな変容の働きを体験できるのは夢解きだと思うようになりました。

占星術夢分析(ユング心理学)
役割心の構造を客観的に俯瞰する「地図」無意識の感情に直接触れる「体験」
得られるもの心のパターン・時期の理解情動を伴った深い自己理解
限界感情レベルの変容には届きにくい地図なしだと迷子になりやすい

この2つを組み合わせることで、頭と感情の両方から変容が起きやすくなります。

夢は家系の傷も癒す

そして夢は、自分の傷だけでなく両親の傷、ひいては一族のテーマの傷まで意識させます。ホロスコープも「傷」を表すシンボルはありますよね。もちろん大変な思いをされてきてそのシンボルを経験した方もたくさんいらっしゃると思います。ではそれをどう治癒させていけばいいんですか?という時に、ホロスコープの限界があると感じます。そこから先は夢解きが機能してくれると思うのです。夢には傷を治癒させようとする大きな力があります。

心の中にはさまざまな元型が住んでいますが、その中に必ず「治療者としての元型」があるようです。

ある人が病気になった場合、「治療者ー患者」元型が布置されることになり、病者は自分の外にいる治療者を求めることになるが、同時に彼自身の中にいる治療者も活性化されることになる。病気の人の中にある、心の治療者を「治療的要因」と呼んだりする。それは患者自身の中にいる医者なのであり、患者の外の世界にいる医者ぐらいと同じぐらい病気を治すのである。

A・グッゲンビュール・クレイグ 心理療法の光と影 p103

心の機能はほんとすごいですね!!みんなの心に「ヒーラー」が存在している。元型の働きは味方をしてくれていて、いつでも良い方向に向かわせようとしている。夢解きを続けると元型を活性化させますから、元型の一つである内面の医者やヒーラーのような存在が高まってくるのですね。

私が当初抱えていた家系のパターンは、はっきり理解できるようになりました。それによって自動的に動かされてしまう心の状態は少し客観的に観察できるようになりました。家系の「おばけ」の存在もいるのだなとわかったし、それと対決をしてしまたったし・・・これからどうなるんだろ?みたいなこともありますが、無意識の世界の素晴らしさとともに深さと濃さも味わいました。これは地味だけどすごいことだと思います。

まとめ:占星術とユング心理学、どちらも必要な理由

占星術で「なぜ自分はこうなのか」が知的に理解できても、気持ちが動かない、現実が変わらない……そういう経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。そんなときこそ、ユング心理学をベースとした夢解きが助けになります。

どちらか一方ではなく、両方が合わさったとき——頭だけでなく、魂ごと変容していく道が開けると、3年間の体験を通じて確信しています。

夢を愛することは自分を愛することです。夢は、「今までの自分がどのように自分の心を扱ってきたか」を示してくれたりします。いじめ抜いたりしてる人もいるでしょうし、辛すぎて何かを麻痺させてきてる人もいるでしょう。夢のメッセージを真摯に受け取ることで、その後の人生が自分の心を大事にしようという気持ちになってきます。

夢解きと占星術のセッション〜夢チャートセラピー

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