夢チャートセラピーって何がどう違うのか と占星術講座お知らせ
10月からzoomで占星術基礎6回の講座久々スタートです。今回は私が夢分析を受けている夢告堂研究所ユング派分析家の今井晥弌先生主催で、私と同じく夢分析を受けているたかはしゆうこさんと開催となります。
私は3年夢分析を受けていて、夢分析の講座なども含めユング派の考え方を体験で学んできました。そのため占星術について考え方がだいぶ変わってきています。そのことについてなかなか考えがまとまらなかったのですが、ようやくまとまってきましたので書こうと思います。
西洋占星術の良いところ
占星術の出生図からわかることは、本当にたくさんありますよね。自分ってこんな心のパターンを持ってるんだなということが出生図からわかります。だから自分ってどんな個性があるのかな?というのがわからない段階ではとっても有用ですよね。仕事の方向や魂の目指すこと、様々なことが読み取れます。
それで空の星に近づくには高いところへ行った方がよいですよね。占星術の世界は上昇のエネルギーがあります。高いところは天国のあるところです。じゃその反対はどこに?
夢はホロスコープよりもっと下の世界のことではないか?
神のいる天国の反対、地獄の世界はホロスコープ円盤の下に垂直下にあると思います。あくまで私の考えですよ!
伝統的な占星術で夢は9ハウスだから神からのメッセージだから上から来るんだという説ももちろんあります。時々そういう夢もあるでしょう。でもそればかりではないですよね。過去の凍らせてしまった感情や、蓋をしてきたものが夢に現れます。ホロスコープの4・8・12ハウスも先祖や家族の秘密などの部屋とされていますから、そこ見ればいいよねって思うかもしれない。
でもホロスコープICよりもっと深い世界が存在する。そんな暗い世界は、みたくないものもたくさんある場所です。ホロスコープを眺めているだけでは、自己防衛してあえて隠してしまう可能性もあるのです。
地獄というのは、情動が混沌として、はっきりしないごちゃ混ぜ状態のことです。その情動が上がってきて人は、悩みもがき、苦しみます。この情動は元型的なもので、洗練されていない。土星(サターン)の時間の感覚も及ばない深い暗い世界です。この世界は時間が止まっています。辛い体験のフラッシュバックなどは起きた時から何年も経っているのに、内側の時間はまだ過去にあるからということもありますよね。
こんな強烈なものを夢は扱う。本当にすごいことだと思う。
元型的なものがしまわれている場所は、光が当たらない場所だと思うのですが、そこに光を当てていくのが夢解きです。光をどう当てるかっていうと、混濁した情動を抽出してより分けていき、認識してくということです。深い部分から湧き上がる夢は、その隠されたものが、いったい「何か」を情動を伴って体験させてくれます。
その情動は12サインにおとなしく分けられたものではない、もっと生々しく迫真的なものです。私の出生図、クールで有名な水瓶座火星ですが、アクティブイマジネーションで出てきたのは、恨みと怒り(火星)が詰まった恐ろしいお化けがでてきていましたからね。
そして認識の光が最初から明るすぎる=明晰すぎる=頭脳で考えてしまうと、夢解きはうまくいかない。夢を絵にすることが良いのは、こんなことからでもあるでしょう。無意識である夢は、無意識側のやり方に合わせないと、無意識からの本当の意味を取り違えてしまう。
だから、明晰な占星術の考え方で、夢を扱うのはよろしくないわけですね。3年前、なぜ夢分析の初期に今井先生が「夢と占星術、混ぜるな危険」の姿勢をとられていたのかが、今になってようやく腑に落ちています。
明るい太陽がある昼には昼の作法があり、夢の生きている夜には夜の作法がある。
でも頭脳的な理解(ホロスコープ)情動的な理解(夢)、両方あると心はもっとわかりやすくなると思います。
惑星や恒星は心の深い元型エネルギーでもある
もう1度図をみてみてください。上と下が矢印で行き来しています。心のとても深いところと宇宙のとても遠いところは響き合っている。エメラルド・タブレットにはこんな言葉あるって書いてましたよね。
下なるものは上なるもののごとく、上なるものは下なるもののごとし
https://ja.wikipedia.org/wiki/エメラルド・タブレット
ホロスコープよりもっと深い谷底と宇宙は照応していると思います。この「下」は地獄の下ではないかと思ったりするのですよね。私の個人的な考えでは個人的意識と無意識が惑星で、もっと深い集合無意識が恒星。だから恒星は少し荒々しいがパワフル。
谷底のエネルギーを夢によって体感すると、ホロスコープ上の惑星たちももっと生き生き感じられてくるのではないかと思うのです。
土星、火星、冥王星がマイナス側のエネルギーになってる時は、自分の影(シャドウ)になっていることが多く、無意識に相手に投影しているパターンが多い。
私なんぞ分析2年目で土星を投影していたことに気づき、分析3年目にして火星象徴を相手に投影してたことに、ようやく気づきましたよ。それに気づけたのは夢解きやアクティブイマジネーションで、怒りの根源までさかのぼってその怒りを昇華させたから・・ということもあると思います。投影がなくなるといらないエネルギーを使わなくなるのでその分、他にエネルギーが振り分けられ心が偏りなく元気になれます。
不思議なもので、その火星の投影に気づいてから夢で「針」テーマの夢を立て続けに見ました。針は尖った金属なので火星の象徴でもあります。
針がたっくさんあって、それを箱にいれたり、足からひっこぬいたり、肘にとまって刺した蜂をを自分でとったりする夢。起きて気づいたのは、無意識レベルでこんな針たくさ持っていたのだ!ということ。私の火星は鋭くて痛みを相手に刺して攻撃していたようです。その攻撃は自分に対してもずっとしていたのだと思う。
このような眠っている心のエネルギーが夢にどかどか現れてくると、同じホロスコープの火星を見てもまったく印象違ってきます。
そんな姿勢で占星術講座を開催します
同じ夢体験をしてる、たかはしゆうこさんともそんな話を延々としながら打ち合わせしていました。
この講座では、サイン、惑星、ハウスの意味の基本の講座なんですが、実際のzoomの時間は「いかにこれらが生き生きしたエネルギーなのか」ということを実例や参加者さんの声を聴きながら深めていこうと思っています。
ヒルマンの本より抜粋
「これは何を意味するのか」という問いではなくて「これは自分の魂の何を動かしているのか」という問いが立てられる。
ジェイムズ・ヒルマン 河合俊雄訳 「元型的心理学」 青土社 p138
この問いは深いですね。
また型にはまってしまうネイタルの読みも、解放させるのが夢解きだとも思います。勉強を頑張ってしたゆえにネイタル沼にはまってしまったら、この講座で視点を一新させてみてはいかがでしょうか?
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