ホロスコープを読めば読むほど、何かが足りなかった
西洋占星術を長年学んでいると、こんな感覚に陥ることはないでしょうか。
「知識としては腑に落ちる。でも何も変わらない」
出生図を読めば、自分の傾向はよくわかる。頭の中では整理できる。
例えば私の太陽と冥王星はスクエアである。父親像の挫折と読める。でもそれが自分に無意識にどう響いているのか?
また海王星はアセンダントにある。これはいったいどういう感覚なのか?探究心旺盛な私は、海王星は生まれた瞬間も意味するので、その生まれた時の忘れた洗脳の記憶があるのかもしれないと、ヒプノセラピーのセッションも受けたことあるぐらい・・・・!
でもそのセラピーでは生まれた頃のことに焦点が当たらず違う年代の頃のことがテーマになって、ちょっと消化不良でした。私はとにかく自分のホロスコープを隅から隅まで腑に落としたかったのです。
私がユング派の夢分析を受け始めたのは、そういう微妙なものをわかりたいということも動機として強くあったのです。
混ぜてはいけないと言われた理由
夢分析を始めてしばらくして、分析家からこんな姿勢を感じ取りました。「夢と占星術は、混ぜてはいけない」。最初は正直、意味がわかりませんでした。夢に出てきた象徴と、ホロスコープの惑星を結びつけて読めばもっと深まるのではないか、と思っていたからです。
でも、分析を続けるうちに、その意味がじわじわとわかってきました。夢の中に生まれる象徴は、とても繊細です。言葉にした瞬間に形が変わってしまうような、霧のような質感がある。それを「これは火星だ」「これは冥王星のシンボルだ」と占星術の言葉で同定した瞬間、その繊細な何かが、するりと逃げてしまう。
言葉は、防衛になります。「冥王星の恐怖」と名前をつけることで、今までの知識でそれを処理しようとしてしまいます。その恐怖を本当に感じることから遠ざかってしまう。わかった気になることで、無意識の本当のメッセージから目を逸らしてしまう。
夢分析は心の中で防衛されている「本音や本心」を探していく作業でもあります。情動・感情の経験が複雑な重なりになっていて、わかりにくいところに隠されていることが多い。そのために一つ一つの防衛の重なりを外していって、本音や本心がでてくる瞬間を待ち続けます。
防衛を気づこうとしているのに、占星術の言語で「思考する」と、占星術の言語で、また防衛を強化していく可能性もあるのです。占星術の左脳的な知識は、夢の入口では邪魔になることがある。だから夢分析の当初警戒して、最初は混ぜない姿勢だったのだなと今になってよくわかります。
私は今、夢解きセラピーをご提供してますが、夢解きの理解の通路がわかった今は、混ぜることもしています。出生データと今の星の状況は一応拝見させていただき、その人の基本的な傾向と今どんな変化がありそうか・・ということはチェックしています。でも占星術で考えすぎないという姿勢です。
出生ホロスコープの意味を変容させてくれる夢解き・箱庭
ホロスコープを学ぶと「私のホロスコープはこのサインにこの惑星があるから、こんな性格なんだ・・」みたいなことを考えてしまうことも多くなりがちです。それこそが「私はこれでいいんだ」という防衛を強化しているあり方です。これでは魂を自由にするはずの占星術が、束縛をするツールとなっています。
その束縛を解放する手助けになるのは、夢解きや箱庭表現セラピーだと体験から感じています。私の体験で、消化不良でわからなった「太陽冥王星のスクエアの感覚・海王星の意味」は、夢分析の中で行ったアクティブ・イマジネーションの体験を通して腑に落ちました。
アクティブ・イマジネーションは意識と無意識の境界で、内なる物語を展開していく手法です。物語というイメージの世界でしたが、私は冥王星が象徴する恐怖の感情と、文字通り「戦った」という実感があります。それによって自分の根底にある恐怖・そこから目を逸らすための海王星の意味が理解できるようになりました。詳細記事はこちら→物語の中で感じた本物の恐怖|ユング心理学アクティブ・イマジネーション体験談 ホロスコープを読んでいるだけでは、絶対に辿り着けなかった場所でした。
恐怖は誰にでも根源的にある。「死の恐怖」その恐怖を乗り越えた先に出生ホロスコープが生まれ変わる=心が生まれ変わります。
心理療法は癒しだけではなく「対決」という重要な工程がある。私はイメージの中の物語の中だったけど、その後の現実では、引越しや手術への決断になっていきました。決断は人生は変容させます。その決意ができる「心の安定」を夢解きや箱庭は養ってくれるのだと思います。
二つの光ではじめて心が見えてくる
西洋占星術は明晰な言語と光で、自分という地形を俯瞰させてはっきり理解させてくれます。
夢解きは感情・無意識です。とても繊細な世界だから明るすぎる光を持ち込んではいけない、霧の中を曖昧なまま進む感覚です。心許なくてはっきりした明るさを求めたくなるでしょう。でも無意識は明るいところで晒されるものではなく薄明かりの中にぼんやりと生きているものなのです。明るさに晒されたら死んでしまいます・・。
この二つがあることで、自分がよりよく理解できるようになる。宇宙の星と、心の最も深い場所は、照応している。その往復の中に、本当の自己理解が見出されるのです。
夢解きセラピーと箱庭表現セラピーを承っています
こんな方にお勧めです。
- 占星術を学んだけれど、知識が自分の現実と結びつかないと感じている
- 子供時代の辛かった気持ちを癒したい
- 生きづらさを感じており楽になりたい
- 最近悲しい別れがあり気持ちを整理したい
- 孤独感や空虚感の正体をつかみ、もっと自分を好きになりたい方
- 長年抑えてきた感情や夢を、安心できる場所でゆっくり開いてみたい方
- 50代からの新しい可能性を、内側から見つけていきたい方
箱庭も夢解きも同じ「無意識の表現」です。あなたの内側が語りかけてくるものを、丁寧に、ゆっくりと受け取っていきます。
Ai時代の外側からの情報で結局わからなくなっている時、本当に頼れるのは内側とつながることです。あなたが安心して大事なものを受け取り自分の内側を開いていけるよう、寄り添っていくセラピーです。詳細は画像をクリック

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