1、タロット ヘキサグラム7枚引き
ヘキサグラム、は6角形。あなたと誰かとの相性を見ます。ヘキサグラムは全体を比較検討して読みやすい展開なので私はとてもよく使います。
人間の悩みは「自分」と「環境」の摩擦でおこります。私と夫、私と姑、私と上司、私と部下・・・・・・世界は私と私以外でてきている・・・。不思議なもんです。
そこで価値観が衝突したり、失って虚無感を感じたり・・・・・様々な「間」があるから、苦しんだり、悩んだり、喜びがあったりして、人間は大きく変容していくんですね。
このスプレッドはこのお悩みを解決しやすい読み方でまとめられると思います。私はこれが得意です
。これを出す時には「相手」をはっきりさせますから、質問者の方も「何について私は悩んでいるのだろう?」と思うきっかけがつくりやすいです。
2、タロットの過去、現在、未来を見る
上の数字はカードの出し方の順番です。
ヘキサグラムの①番目は「過去」を意味しています・・とよくタロットの本には書いてありますね。
ちなみに過去は因果関係の因を表していると思います。「過去」が全体の流れを決めていると思っています。大事な1枚です。
過去って言っても「何年前の様子」というものでもない場合があります。この質問における最初のタネみたいなことが現れることもあるでしょう。
0、愚者などがでると、「この質問、そもそも意味ないよ!」という読みもします。ほんとにこの人はその問題に悩んでるのか?と、愚者から言われているような感覚です。本当はほかにもっと深い悩みことがある・・というような指示になります。
2の現在は今の状況です。今質問者がどんなことを考えているかがわかります。またどんなエネルギー状態なのかを見ます。
3は未来。
タロットはおおまかに3ヶ月ぐらいの予想だと思います。これは問いの答えではなく、質問者の人生の大きな流れと考えています。運勢バイオリズムと言えるでしょう。または「このままいくとこうなるよ」という未来でもあると思います。
3、ヘキサグラムの大事な読み方ポイント
そしてアドバイス4番目はあとに回して、相手や環境を見てみましょう。どんな相手なのか?どんな環境なのか?この時右下の質問者の今とくらべながら見てみるとよいでしょう。
また右上の本心もみていきましょう。
相手はこうだけど、質問者の本心はこう・・というような対比でお話がつくれますね。
そうすると、環境に対する質問者の「現在」と「本心」が比較しながら考えることができます。
そして結果を見ていきましょう。結果は質問者と環境の「相性がいったいどうなのか」という答えです。またここでも結果を中心に、周囲のカードと比べて考えることができます。
横どうしや縦どうしなどの対になっているカードも考えて読んでみましょう。
4、ヘキサグラムは どう読むか?
例えば、先ほどの写真を職場の上司との相性として考えてみましょう。
ソードペイジ逆位置
さて過去はソードペイジ逆。質問者は仕事場に初心者ではいったようです。あまり自信がないし、過去つかっていた技術(剣)が通用するのか不安な様子ですね。
現在は魔術師
しかし現在はやる気に溢れています。自分の技術やコミュニケーション力が通用することがわかり、自信にあふれて仕事をはじめようとしている様子。誇らしい気分のようです。
未来はカップ2
愛と信頼のカップ2です。仕事場の上司ととても麗しい信頼関係が築けるようですね。職場にたいする愛かもしれないし、仕事に対する愛かもしれません。
とても充実した気持ちになる未来が見えています。
相手はぺンタクルス10
相手はとてもお金を稼いでいる=伝説の営業マンかもしれません。あるいはその属している環境は伝統的な大きな組織で、とても売り上げがある環境だということでもありそうです。
本心はカップ6逆
ここで本心は家族への愛情の不調和を示しています。
仕事なのに家族?と思ってしまうかもしれませんが、6の数字の意味で考えて見ましょう。6は自分と相手の愛情が調和している意味になります。逆位置だと、不調和になります。自分が愛情をかけすぎているのか、愛情が受け取れないのか、相手からの愛情が強すぎるのか、自分がもっとこの環境に溶け込まなくてはならないとか、感じているようです。
環境が良すぎていろいろと周囲に気をつかってくれるのが少々心地悪いのかもしれません。でもそんなに悪い感じではないですね。
もしかしたら仕事先は家みたいな場所で家族同様のつきあいをしないといけなくてそれが少々重たいのかもしれません。
全体のカードの中で「異質」なカードは大事なところです。それをどう統合させるかが読み手の力になってくるでしょう。
結果はワンドペイジ逆
このスプレッドの問いは「職場の上司とどういう相性か」という問いでした。火のエネルギーの逆です。あまりのびのび自分らしく表現できないということになるでしょう。あるいは初心者の逆位置になっているのでなかなか自信がつかないという関係になるかもしれません。
そこでアドバイスとからめて連鎖読みで考えてみましょう。
アドバイスはワンドキング逆位置
ワンド逆位置で火のエネルギーが出ていないかあるいはですぎているか・・・というところですね。
これはワンドキングが逆なのでこの強くリーダーシップのある様子をあまり使わない方が良いというアドバイス。
そして結果はペイジ逆なので、ずっと周囲をたてて自分がビギナーのままいることが続く・・という意味になるでしょう。ワンドが逆なので「子供扱いが続くのでこんなままでいいのかな」ということを少々怒りを感じながら続きそうな感じです。
しかし今入ったばかりですから最初から「自分ができる!」ということをみせつけるのではなく、「わかりません、教えてください」というちょっとかっこ悪いぐらいの姿勢のほうが周囲に受け入れられるようです。
未来はカップ2なのでその姿勢であればその環境から信頼を得ることができますので、周囲をうまく頼りながら(頼りたくないカップ6逆もでていましたが)やっていくと良いでしょう。
・・・・というようなリーディングとなります。