月食の意味

月食・・歴史的にはどう扱われてきたか

月食、日食という天文の現象がありますが、この記事は月食についてです。

古い日本の時代では月食は「不吉」なものとされていたようです。いつもおだやかに輝く満月に、暗い影が見たら・・・良い兆しだという感覚はあまり感じないですよね。

「食」ではなく月「蝕」という漢字もあてはめることもあります。蝕む=むしばむ=悪いものが少しづつ浸透していくような、やーな感じもしますよね。

普段、私たちにおだやかさを与えてくれる存在が「黒く」なってしまう。そんなことから古の人たちは不吉なものと捉えていたのでしょう。

天文学の視点で月食を見てみましょう。

国立天文台のサイトの画像をお借りしています。

太陽、地球、月が並んでいて、地球の影が月に落ちるわけですね。地球の影は2種類あるそうです。

地球の影には「本影(太陽光がほぼさえぎられた濃い影)」と「半影(本影を取り囲む薄い影)」の2種類があり、月がどちらの影に入り込むかによって、月食の呼び方が変わります。

https://www.nao.ac.jp/astro/basic/lunar-eclipse.html

皆既月食は地球の本影に月がすっぽり隠れる。部分食は地球の本影が一部月に落ちる。半影食は地球の反影が月に落ちるわけですね。半影はぼんやりとした影なので半影食はぼんやりとした影になります。

影を象徴的に考える

影は象徴的に考えると、心理学でいう「シャドウ」になります。シャドウは自分の中にある認めたくない自分という意味ですね。暗く否定的な部分です。

そう考えると、月食は、地球の暗く否定的な部分が月に映し出されている状態だと言えるでしょう。地球にいきる人間の集合無意識的な恐怖や不安、恐れのエネルギーが映し出される。月は感情や無意識です。そこが不安定で揺れ動きやすいということになります。

自分は関係ないって思っても、同じ地球に生きている人間ですから、影響を受けているのですね。時代背景によって、毎日見るテレビやSNSによって知らず知らず私たちは共通の感情を感じてしまいます。

月食はその影が月に写って私たちの目に入るわけですから、その影をしっかり見届けることが大事なのではと思います。本当の恐れ、暗闇の中にうごめくものを見届けなくてはなりません。

その暗闇には、今まで価値を感じなかったような新しい可能性も眠っているからです。

占星術だと月食は?

ドラゴンヘッドとドラゴンテイル近くで満月が起こるとき、月食になります。この図の場合ドラゴンテイル(サウスノード)で満月の月食です。

ドラゴンヘッドとテイルのことはこちらにも書きました。

ドラゴンヘッドとテイルはホロスコープ上では惑星の動きとは逆回りなので、過去や前世とリンクすると考えられています。ここから考えると、月食は前世からの縁が浮かび上がってくる不思議なタイミングとなります。「私」を超えた大いなる私の役割に気づいたり、縁を感じる貴重な出会いなどもあるかもしれない。

でも月食という「影」を伴うので振り返りたくない過去が現れることもあるでしょう。しかしどんなにそれが嫌でも、あなたの魂はそれらを体験しないと先に進めないということを知っています。

闇と混沌を経験し、新しい再生に向かうイニシエーションのタイミングが月食です。

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