魚座の海王星木星の有名人

無意識のメッセージを大事にする魚座

2022年の4/12~13にかけて海王星木星コンジャンクション(重なり)のタイミングです。「魚座」で支配星と副支配星がかさなるのは166年ぶり。魚座の意味が集合無意識(海王星)から大勢の人の信念(木星)に浮かびやすい時です。魚座はスピリチュアルな意味もありますけど魚座って混沌の極みでもありますよね。

私は、魚座について2021年10月開催した「神話ベースの占星術基礎講座」で、社会状況の混沌の極みを考えていくと戦争状態になのではないかという考えから、とある映画をあげました。ちなみにその映画監督は金星木星魚座の人です。

その中で魚座らしいポイントを何個かあげました。そして極限状態で狂わずにいるにはどうしたらいいのか?っていう話をしたのですよね。

今の世界の状況は、まさに混沌の極みです。

人間の深層心理では、混沌状態は飲み込まれるような怖さを引き出すから、その反動でどうにか秩序立てします。秩序は乙女座ですね。毎日のルーティンワークはそんな混沌から立て直す大事な方法だと思います。そして無意識の世界からの影響の強さを知っていて見えるものより見えないものを大事にします。そんな魚座に支配星と副支配星が入っているから、見えない世界のエネルギーは活性化する=混沌も広まるわけですね。そんな中で無意識のエネルギーに飲まれずに自分を保つことは大事になってくるでしょう。

魚座は、社会的に弱い立場の人や動物や植物を愛し大事にする心も持っています。世の中から忘れ去れてしまった中心から弾き飛ばされたものをもう1度見直していけます。

海王星の発見

フランス人天文学者ユルバン・ルヴェリエの予測に基づき、1846年9月23日から24日の夜に[1]、ベルリン天文台でヨハン・ゴットフリート・ガレがハインリヒ・ダレストとともに行った望遠鏡観測で実在が確認された。

https://ja.wikipedia.org/wiki/海王星の発見

海王星は最初恒星だと誤認されていたりして、なかなかパッキリ決まらなかったようですね。発見の翌年1847年に魚座に入っています。1853年、日本では黒船が来航していて、鎖国していた日にペリーが来航。日本にじわじわと開国、海王星が侵入してきた時のようです。海王星は目に見えないけど、集合無意識にじわじわ訴えかける理想・魔法の力を持っています。海王星っていう夢・幻をもとめて人間はいつも彷徨っているのですよね。

魚座で海王星木星がある有名人はフロイト

そして海王星木星のコンジャンクションは2022年の前は、1856年に起こりました。この年の出生で有名なのは心理学者、精神科医、夢分析を始めたフロイトですね。

蠍座のアセンダントは深い洞察力が備わった資質だと言えるでしょう。裏側を見届けるという蠍座の在り方がこの人物の基本です。ルーラーは冥王星と火星です。火星は1人でぽつんと違う半球にいて大事な惑星ですね。天秤座の火星ということで古典的にはデトリメントと言われるよくない配置ですが、古典ではないのでそのようにウィークポイントとして考えない方がよいですね。天秤座の平和な国で戦うわけですから、スマートに戦う、相手と交流する積極性があります。

そして夢の世界に誘われる月と海王星のスクエアもバッチリありますが、双子座土星で、魚座の木星とスクエアを持っています。魚座木星で広げたものを土星で確実に言語化して識別する力が非常に強いしそれを課題としてやりとげた人なんではないでしょうか。

太陽は牡牛座で自分で感じたものが1番!という人生テーマを持ってると思います。目に見えるものや現実性を大事にしていく人だったからこそ、ある意味危険でもある無意識の探求に乗り込めたのかもしれません。さらには自分の感覚を大事にする頑固さを感じます。

この本で、フロイトの見た夢で有名な「イルマの夢」を知りました。フロイトの夢分析のお手本だそうです。イルマは親しい女性患者さんだったようですが、身体症状はあまり改善しなかったという状況での夢のようです。フロイトの夢への連想を読むと、それまでのさまざまな患者とのやりとりの失敗や罪悪なども書かれていて読んでて超〜〜〜息苦しくなりました。夢の連想は、治療のうまくいっていないことへの言い訳かな・・(汗)みたいな印象を受けます。

太陽のある牡牛座は肉体・経済における安心を確実に求めます。冥王星がある世代なのでこれは世代のもつ重要な価値観ですね。この冥王星が人とのトラブルを生みそうな天秤座火星と150度で、絶対的な肉体の安全保身のために、全方位的に自分が正しいというような間違ったバランスを発動してしまいそう。天秤座にある火星がいろいろアスペクトとってて、デトリメントでチャートルーラでホロスコープの中でも一つだけ別の半球なので、これだけあったら、誰だって注目してしまいますね。

彼の魚座にある木星・海王星はすべて犠牲になって受け入れることを示しているようです。フロイトは海王星と月が5度のオーブでスクエアであります。魚座の海王星は流れに任せてただただ受容するだけ。しかし双子座の月は鋭く知性で反抗します。彼の「イルマの夢」に現れる、夢に関する連想の後から後からでてくるようなたくさんの言葉は、海王星の影響から逃れようとする知性の働きではないかと感じます。

海王星と木星は何を人類にもたらすのか

フロイトの時代の魚座の海王星と木星は「無意識」を開拓していきました。夢という毎晩見る迷信のような世界を学術的な世界に引き下ろして、適切に扱えば無意識は素晴らしいパワーを与えてくれることがわかりました。

では2022年は何なのでしょう?現在考えられるのは海王星象徴は、見えないウィルス・放射能ではないでしょうか。魚座・海王星は「犠牲」という意味もあり木星が入ったことで、「犠牲」が増えるのではないかと思います。コロナなどの疫病・さらには薬による副作用なども入るのではないかと思います。

そして宗教やスピリチュアル問題です。素敵なもののようにみえて「素敵!」と魅入らすのが海王星の世界。でもほんとは幻です。そして海王星に飲まれてしまうと、自分の個人性が無意識や訳のわからないものに飲み込まれることを意味します。幻想・幻覚に支配されるということですね。木星が入ったことでこの海王星の悪い面も可視化されるでしょう。

というか・・魚座は「混沌」なので、より良き高みの光を求めるけど、最も低く卑しいものも考えていくのが魚座です。光と影が渾然一体となり何が正しく何が正しくないかわからない。

この混沌極まる2022年に私たちができることは、フロイトが取り組んだように「無意識」を垂れ流されずに「認識すること」なのではないかと感じます。

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