ホロスコープから見てみましょう。
アセンダントは国民といいますね。蠍座です。深い情感の中で、関係を煮詰めていくようです。関係は一筋縄ではいかなくて矛盾の対立の中で食いしばり立場を維持します。
蠍座ルーラーは冥王星と火星です。冥王星は2ハウスで財政ということになるでしょう。国の金融の死と再生。金融政策の過剰な方針になるかもしれません。一か八かみたいなギリギリ。冥王星は10月9日に順行になりずーっとこの度数。そして12月11日に次の度数に移動。
個人レベルで考えると、2ハウスは「自己価値」でもあり、冥王星があるため発掘調査みたいなイメージもあります。冥王星は地下資源という意味もありますね。その発掘のために冥王星は限界突破をさせようとします。
その冥王星と国民ムードの月が獅子座が150度です。冥王星と月の組み合わせ、月にしてみたら、暗いお母さんに飲み込まれるような雰囲気ですから、獅子座なのにカラ元気・・みたいになるかも。あるいはなげやりで客観的視点がみえにくくなる可能性も。
月と冥王星の150度
月のある9ハウスは宗教や高等教育の部屋です。現在、宗教問題も、covidの医療の研究もクローズアップされていますよね。獅子座の月だから、それに対して大勢の意見に乗らないように個人としての在り方をワンワンと主張する。
しかし山羊座の組織の冥王星によって、集団的に聞かされるようにも見えます。うっかりしてると冥王星は飲み込んできますから、意識すること大事ですね。その意識化をサビアンシンボルが担ってくれます。
サビアンシンボルだと冥王星は「山の巡礼」
あなたの本当の人生で到達したいところはどこなのでしょう?気高い目標をもって一歩一歩進むしかありません。今までの自己を超えてさらなる成長を!これが秋分から12月までの冥王星のテーマ。サビアン数えで27度滞在、長いですが変容のすごいタイミングだと思います。
太陽を見ていきます。マンデンでは権威者ですね。10ハウスという政府の場所にあり、オポジションに木星もあって、日本全体でみると権威者はぬくぬくモード。でもこれ個人でみると太陽という未来の意思を見つめることができれば、月のムードに負けず、自分の方針を押し出していきやすいと思います。
冥王星のサビアンシンボルの絵には山の向こうに太陽が輝いています。遠い明るい未来をイメージし、困難な山道でもへこたれないように地道にやっていくことです。
外惑星はサビはんだと山ばかり・・・
あくまで「絵」で並べた時ですがね、山ばかり強調されています。
左の絵の天王星は牡牛座 19度:新しく形成される大陸。
右側の海王星は魚座 24度:人の住んでいる島。
これから生まれる島と、すでに人が住んでる島・・・すごい対立的ですよねぇ。個人の心として考えてみると6ハウス天王星のサビアンでは無意識のそこから浮かび上がるエネルギーが未来に進ませる力になるようです。6ハウスはルーティン。雇われ仕事。国チャートなら軍事関連。火を吹かないといいですが。
そして海王星は飲み込む巨大な海で夢を見させます。天王星との対比で考えると目を覚さないようにしていると考えてもよさそう。島に住んでる私たち・・今までの生活をしてればいいという海王星の幻の世界に感じてしまいます。これは4ハウス。もしかしたら国への幻・・という意味かもしれません・・・。起きないとヤバいのではないだろうか!というわけで双子座火星の出番だよ!
双子座火星 秋分図から見る役割
火星は双子座 18度:中国語を話す2人の中国人。
双子座の16度の影の侵入から甦りつつある18度。言語や感覚のわかる人とだけ話しています。あるいは自分の生まれ育った母国語=自分のルーツを使ってコミュニケーションすること。7ハウスにある火星なので公の場の人との会話・コミュニケーションの活性化。
サビアンシンボルで深読みすると、これはニッチ分野での仲間との協力・また独自性を追求することに力を注いでみてください。またマーク・エドモンド・ジョーンズは「Difference」というキーワード。人生のより専門的な目的のために自分と他人を効果的に動員するとあります。どうでも良い関わりではなく自分がこれだ!と思えること。同じ志を持つ人と協力しながら新しい可能性を追求することです。
火星はアセンダントルーラーでもあり来年3月まで双子座滞在だと考えると、とてもキーポイントな惑星ですね。
秋分図からの2022年後半の心構えのまとめ
・古いルールに飲み込まれないよう、未来の良いイメージを高く保っておくこと。そのためには一歩一歩、一瞬一瞬の心のベクトルを意識すること。いかに見聞きするニュースが悪くても、騙されないこと。情報収集のバランス大事。
・今までの環境にぬくぬく浸らず、本当に魂からやりたいことで、必ず動くこと。
・ニッチなことを極めると協力者が現れそう。そういう仲間を大事にすること。
秋分図の10天体サビアンシンボル
この惑星配置は、松村潔先生が絵画分析でつかっていた惑星配置です。サビアンシンボルがこの並びで一発ででる計算サイトが特典のサビはん絵本はこちらで販売中です。
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