家族関係の悩み解決はここから〜家族占星術と夢解き

家族関係の悩みを客観的に理解する

家族の関係ほど、感情が大きく動く関係性はありません。

出生ホロスコープでもある程度父親イメージと母親イメージがわかります。でもそのご両親のホロスコープなども見ていくと、さらに大きな家族組織の中の在り方が見えてきます。

家族の占星術では父親の家系はどんなシステムだったか?母親の家系はどんなシステムだったか?その中であなたはどんな個として生まれたのかということを考えていきます。あなたはそのシステムの中心にいたでしょうか?それとも外れていたでしょうか。そんなところからもあなたの土台がわかってくるのです。

子供時代の関係性の作り方が大人になっても繰り返される。

私の出生図では父親イメージが弱く、一方で強烈な母親イメージがあります。(双子座太陽・乙女冥王星スクエア・冥王星は10ハウス・月牡羊座乙女座冥王星150度)

母親は反論を許さないおっかない母ですから、関係性では「何も言わない」が私の幼少期からの関係性の基礎でした。さらに自分の力を周囲に発揮すると傷つく人がいるという体験もあり、ことを荒立てずに目立たず静かにしていればいい・・というのもパターンです。これはずっと私のテーマですあとは「仕事を完璧にしないと怖い」とかもありますね。それは母親にしょっちゅうテストの点を言われていたからかも。なので私の中で二つの葛藤があります。

一つは「完璧に仕事をして評価を得たい」
もう一つは「目立って優秀になってはいけない」

どっちにすりゃいいのよ!っていう状況ですよね・・・。

占星術チャートで言ったら太陽への乙女座冥王星スクエアは仕事で役立つ完璧な人を、執拗に目指すでしょう。目立たないっていうことは占星術的には「光らない太陽」って感じもします。アセンダント海王星もあって「自分自身は空気のように曖昧なままでいい、何もしたくない」と自分を周囲に溶け込まして自分がいったい何者なのかわからなくさせるでしょう。自ら輝きにくいのです。

個人チャートからもある程度はわかります。

でも空気のように曖昧でいたいのはなぜなのか?・なぜ評価を得たいのか?などをさらに深く考えるには両親関係や、家系の中での私のポジションを考えるとより多角的に自分の魂が見渡せるようになるのです。

引き継いでるカルマを昇華させる知恵

祖父母や曽祖父母など、関連する人のシナストリーなどをさらに照らし合わせて読んでいくとさらなる発見も必ずあります。

家族間の悩みは育った家族だけでなく、先祖の課題が自分に継承されていて、解決しきれていない感情が原因ということもあります。だからあなたが今もし困っているとしたら、あなただけでなくあなたの一族のクリアしないといけない課題が現実に現れているのかもしれません。

この著書、 家族についての占星術について書いたLynn Bellさんはこのように言っています。

When the puzzle goes unsolved, the missing piece gets pass down.
パズルが未解決になるとき、欠けてるピースが(次世代へ)受け継がれます。

PLANETARY THREADS p29 Lynn BellI IBIS PRESS

3世代前からのテーマが今の自分に流れているとも言われます。その課題を認識し、家族という恒常性を持つかわりにくいシステムの中で、自分の個性をどう創っていくかが大事なことになります。自分が引き継いでいるさまざまな家系の葛藤を昇華させることこそ、今生で生きる私たちの大事な使命でもあります。家系のカルマを終わらせる・・ということでもあるでしょう。

家族占星術の出会い

私は「なぜこの家族に生まれて、そしてそこから離れる運命だったのか?」ということが長年の問いでした。私のネイタルはアセンダントに海王星がコンジャンクション。アセンダントは生まれたばかりの状況を表すと言われ、養子という意味もあります。私の両親はそうで、私もその養子の家の苗字です。これは私がどうにもできない運命です。さらにこの大きな父権的家族のシステムの中で、女性として犠牲になった叔母がいたこともあり、一見暖かく見えそうで実は不気味だった「家系」についていろいろ考えることも多かったのです。

2016年オーストラリアの占星術家のブライアン・クラーク先生が来日された時、家族占星術講座がありました。アセンダントがテーマの時間、私のホロスコープをサンプルに出していただきその意味を授業中扱ってもらいました。

そこでその解決法としてブライアン先生は私の3ハウス火星に言及してました。今思えばあの指摘は本当に鋭かったなと思います。海王星のアセン、7ハウスの土星や太陽・・・。海王星アセンダント戦わず逃げてしまう犠牲となる弱さがあるから太陽・火星の男性的エネルギーを考えられたのだと思います。ブライアン先生は短い時間で、未来につながる話にしてくださっていて、それはそれはセッションの形として本当に惚れ惚れする素晴らしいものでした。

ただその時は私自身、まだ深い意味の探求としては不完全燃焼だったなぁと思います。なぜなら占星術セッションだけで本当の「癒し」が起こることは無理だと思ってたからです。埋め込まれた父親像母親像を乗り越えていくにはどうしたら良いか?の処方箋がわからずに家族占星術の限界を感じていました。家族問題は感情が強く付随するテーマだから、客観的にデータとして理解するだけでは、何も変わらないのではないかと思ってしまったからです。

家族問題は夢解きで癒せることを経験

しかし2020年から、夢告堂研究所のユング派分析家の今井晥弌先生に、夢分析を受け自分の深層心理パターンがさらに理解が深まりました。また今井先生の家族支援の講義で、家族関係での学びが飛躍的に多くなってきています。

講義では家族問題の夢分析の事例などもあり、夢を通じてわだかまっている感情が良い方向に変容することがわかりました。この方法は根底からじっくりゆっくり変わるので、時間はかかるけど、確実に変容させ、元に戻らないことが大きいと思います。私の夢分析では3年紆余曲折を経て、最後は過去の先祖の中にあるわだかまっていた感情を解放させることになりました。

私の夢の変遷はこちらに 共著Uraniaは私です 

夢を深くみていくと先祖の話まで遡り、そこで囚われた考えや感情を解放してくれます。知性の理解でなく心の体験として刻まれます。

夢解きと占星術を使うとあなたの心・家族の心のエネルギーのパターンがもっと深く理解できると強く感じています。もしあなたがご家族との関係で悩んでいたらこのセッションはあなたの心を楽にさせていくでしょう。

夢と占星術をあわせた夢チャートセラピーセッションはこちらより受け付けています。

参考図書


母娘関係、父娘関係、母息子関係、父息子関係など日本人特有の関係性の土台が理解できる。


家族占星術の土台の考えが纏められている。最終章の家族の物語は迫力あります。


惑星の「糸」を丹念におって家族を考えるレクチャー形式の内容。


進化占星術による心の癒しについて


家族関係を日本のユング心理学で考える

セッションと講座

お問い合わせ

    LINEでもお問い合わせやご質問など承っております。

    よしだ
    よしだ

    メルマガを新月満月ごと月2回お送りしています。よろしければご登録くださいね!

    メルマガ

    luxstormによるPixabayからのアイキャッチ画像

    タイトルとURLをコピーしました