1、ナイスですね!のホロスコープを考える
netflixで『全裸監督』がやっています。今はシーズン2だそうです。この映画の主人公、AV監督として有名な村西とおる監督のホロスコープリーディングです。
『ナイスですね』というセリフが有名です。このすべてを肯定するエネルギーはどこから来ているのでしょうか?またあの破天荒すぎる人生はいったいどこに埋め込まれているでしょうか?
村西とおる監督 1948年9月9日福島生まれ
(むらにし・とおる)1943年生まれ。福島県いわき市出身。高校卒業後、バー勤務を経て英語百科事典の販売会社に転職しトップセールスマンとなる。その後、英会話教室の運営、テレビゲームのリース業などで成功し、億単位の収入を稼ぐようになる。80年、本屋で見たビニ本に衝撃を受けアダルト業界に参入。北大神田書店グループを設立。会長に就任し「ビニ本の帝王」の異名をとる。その後AV業界に参入し、監督として数々の話題作を製作し「AVの帝王」と呼ばれるも、人生で計7回の逮捕、新規事業の失敗による総額50億円の借金、心臓病による余命一週間宣告など、数々の苦難を経験する。2019年、村西氏の半生をモデルに描いた「全裸監督」がネットフリックスより配信され、世界的大ヒット。その数奇な人生が再び注目を集めている。
https://net.keizaikai.co.jp/archives/42144
1、仕事大好きな人生=太陽乙女座
太陽は、実務で役出つ乙女座です。あれ?意外?と思ったかもしれませんね。村西監督は監督業の前は、英会話教材の訪問販売でトップセールスマンとして活躍をされていたようなので、基本仕事大好きということになるでしょう。
Netflxでの「全裸監督」でもそのシーンが描かれていましたね。
2、信念と楽天さが果てしなく拡大する=木星射手座
ナイスですねという言葉がこの方の生き方がこの言葉に凝縮されています。
「良いですね」ではなく「ナイスですね」という言い方が、英語で面白いです。
ナイスですねという言葉を惑星で考えると、楽観的な木星です。拡大発展、そして受容するエネルギーです。Facebookの「イイネ」みたいに思います。
Facebookは表向きのハレの世界。いわば木星である「善」ばかりの世界。楽しくて、ウキウキで、ハレの日ばかりで毎日ハッピーな世界でなのです。よくわからないけど、とりあえず褒める!適当に褒める!その場のムードがよけりゃいい!というようになってくるかもしれませんね。
でもね・・・本当は裏側にある闇も含めてが人生でございます。
木星は、光も闇も飲み込んで、すべてに「祝福」をするのかもしれません。だから闇を見ないふりする。今すぐそこにある危機を、無視しちゃう。危機管理のなさそのものだったりします。
また、木星というのはギリシア神話の1番の神ゼウスの象徴でもあります。そして好色爺さんという役割でもあります。
ゼウスに関する神話は、嫉妬深い奥さんがいるにもかかわらず、雨や牛に姿を変えたくさんの女性に子供を産ませた話ばっかりです。
これは、増やすことだけをしていく、宇宙の仕組みそのものではないかと思います。死という世界が強くなると、世界は滅びるだけだから。この世界が存続するために良いも悪いもなく増やすことがゼウスのテーマなのです。
村西監督の木星は支配している射手座に回帰していますから、木星の大げさで拡大していくエネルギーはかなり強いです。
それと乙女座の太陽が関わり、人生の目的が、小さくまとまろうとすればするほどどんどん増えてしまいそう。サビアンシンボルだと『火山の噴火』。乙女座はきっちり人生仕切っていきたいのに、突発的な出来事がますます多くなり操縦不可能になる。でも木星だと、全部ひっくるめて「それもいいね!」なんですよ。
3、お祭り騒ぎの価値が性的なエネルギーを昇華させる
火星は蠍座です。ルーラーでもあり、蠍座の世の中の裏側やタブーへあえて突っ込んでいく力があります。長期的な戦いにとても強力な生命力を発揮し生き残る。とても「しぶとい」という印象があります。村西監督は真っ黒な「カメラ」を肩に乗せて女性を抱くというイメージをつくっていますが、あのカメラは男性器の象徴でしょう。カメラは人を射抜きます。冷静に。
火星はドラゴンテイルに近いです。テイルですから過去やり切ったエネルギーですがその近くに火星があるので、前世のやり残しをやっているような配置。深い関わりを大事にする。性という人間性が剥き出し、あるいは男女の違いが剥き出しになる場面で、本質を暴き出そうとするでしょう。こういうことを昔もやりつくしていたということでしょうか。
金星は獅子座です。美の価値は「祭り」です。大勢で盛り上がって楽しいことしようという配置。自分を爆発的に表現したいという熱望があります。
この金星火星がスクエアです。男性でも女性でも、性的に魅力があるアスペクトですね。金星と火星が関わると自分の美(好きな女性)に関して、実際に行動しゲットするという力があります。
蠍座の性的な追求力を獅子座金星が派手に打ち上げて、お祭り騒ぎのようなものに仕立て上げる。行為に入り込んで熱狂する・・・というようなイメージです。
派手に自己表現をしなくてはいけない獅子座冥王星土星の世代
遊びと文化を作り出すのは獅子座です。この世代は徹底的にやる冥王星と責任の土星が獅子座にあるので半ば脅迫的に「新しい遊びや表現を打ち出し、世の中の大多数に浸透させる」ことが課題です。
この世代の作り出すエンタメはダイナミックで迫力があり、他の世代が追随はできないものだと思いますね。
獅子座の冥王星と射手座の木星が120度です。
射手座木星は宗教や信念にも関わります。その信念を獅子座も爆発的な表現能力で大勢の人に見てもらう。木星は天文学的にはとても大きな惑星ですからその「巨大さ」に冥王星の根底から湧き上がるパワーが注がれ増福されます。冥王星は蠍座のルーラーでもありますから性的なことにも関連するでしょう。
抑圧された現代社会の性的なエネルギーの復活を目指し、布教活動しているのが村西監督ではないかと思います。
パートナーシップにおいて理想を考えたい水星海王星
天秤座に水星があるので、相手にあわせて考えていくことが得意です。こんな本まで書かれていますね。天秤座は相手を怒らせることなく、自分のやってほしいことを押し付けていく天才です。
海王星も水星にくっついているので、海王星の境界線がなくなり相手の考えていることがなんとなくわかってしまうような才能もあったのだと思います。
人間の欲は牡牛座(お金)蠍座(性)ラインで現れていることがしみじみわかるな・・・と思いました。そこをつつけば人はお金を払う。
芸術家のホロスコープを読んでみました
https://yukiyoshida33.com/horoscope_artist05/
LINEでもお問い合わせやご質問など承っております。
メルマガを新月満月ごと月2回お送りしています。よろしければご登録くださいね!