ペンタクルス5を絵で理解する
怪我をして身なりも寂しい二人が雪の道を歩いています。寒いのに裸足です。
怪我をしているのはやはり体調の不調ということもあるでしょう。ものが壊れたり修理が必要になります。絵でみるとかなりボロボロなのであまり回復まで時間がかかりそうです。
後ろの壁には教会のステンドグラスがあります。ステンドグラスは光を入れる窓。暗い教会内に神秘的に光を入れ込む役割です。その場所では光は神や天使を連想させます。
ですからこの窓は希望の象徴でもあります。
カードの中の彼らはこれから教会の炊き出しにいくのでしょうか。今はどん底かもしれませんが、寒い中、頑張って歩いて豊かさに向かおうとしています。
数字の意味から考える
ペンタクルス5は俗称「貧乏カード」とも言うようですが、みなさんはどんな印象もたれますか?
5は自分の意志をどばっと出す!という放出エネルギ−として考えています。
だからペンタクルスというお金エネルギ−を思い切りつかっちゃう!というのが本来の意味かもしれません。派手にお買い物をする感じ。お店の端から端まで一気買いみたいな感じです。あるいは上手い儲け話に乗ってしまったという感じもあるかも。物事の未来は決められていなくていつも不確定ですがこのカードはその悪い結果の様子を絵に描いていると思えばいいと思います。
本来ペンタクルスは「実際の利回り」をいろいろな場面で考えると思うのです。慎重で、絶対に手に入れたいから、石橋をたたいて渡ると思うのですが、
これは何を間違ったか、いっきにきっと使っちゃったのでしょう。5の数字は強気に押し出します。または未来を楽観的に考えすぎているという警告かもしれません。
絶対これで儲かる!と思ってしまったのかもしれません。
私は投資などはまったくわからないのですけど、損失を「溶かす」という言葉を聞いたことありませんか?燃やすでなく溶かす、水に溶けちゃうんですね。きれいさっぱりなくなってしまうのです。なんだか怖い・・・。
水に土であるペンタが溶けてしまいます。水は感情やつながる思いですから、お金はそんな「感情が動くところで」活発に動くのですね。
こちらの熔けるは火へんなので、溶鉱炉に熔けるという感じか。
⇩カジノでの借金と返済で60億円借り入れた大王製紙の前会長。
このカードが出たら、経済のことでの試練があるかもしれません。株式の損失なども言われますね。
楽して儲けることは?
最近「ネットで一獲千金!」とか
「簡単な作業でお金が入るよ!」とか多いですよね。
これらは目先の金にはなる可能性はある。
でも長期的な金にはならない。
ペンタクルスの世界は地道な努力を必要とします。
そんなイージーな姿勢って嫌いだと思うわけです。
楽して儲けようなんてしていると、タロット5みたいになるよ!っていう意味があると思うのです。
情報化社会になり、的に汗水垂らして地面に這いつくばって生きることを、小馬鹿にするような風潮だなって感じるのですが。しかしペンタクルスはそんな愚直な生き方していきたいのですね。
だから努力を忘れてあぐらを書いて井川元会長みたいになってしまうと、土が(信頼やお金)がどんどん溶けてしまうよ!っていう思想が底にあると思います。苦労性なんです。
ペンタクルス5のメッセージ
体の不調
体に無理をしすぎ
冷え性
お金の損失
お金が振り込まれない
あとさき考えず使いすぎる
税金対策をしなかった
多額のお金を投資する
楽して儲けようとする
ペンタクルス5逆位置のメッセージ
※より悪くなるという考えもありますが、私は「最低の状況から復活する」という意味で考えています。
経済危機の脱出
体の回復
お金の使い過ぎを訂正する
家計簿をつける
確実なものだけに投資する