ワンド6を絵で理解する

馬にまたがった人が月桂樹の冠をかぶっています。また彼の持っている棒にも月桂樹のリースがかけられています。
ローマ帝国では、闘技会の勝利者にはシュロの小枝が与えられ、卓越した者には月桂冠が与えられた。
wikiより
ここから勝利のカードとよく言われますね。
月桂樹はギリシア神話でアポロンの霊木だと言われます。彼とダフネの話が有名です。キューピットの恋の矢によってダフネに恋したアポロン。嫌いな矢によってタフネは逆にアポロンが大嫌いになってしまいます。
しかし矢の魔法でしつこく追いかけるアポロン。逃げるダフネ。
とうとう追いつめられたダフネは父へお願いして自分の姿を変えてほしいとお願いします。
そして彼女はアポロンの目の前で月桂樹になったという話です。目の前で自分を拒絶しながら樹に変わる愛する人をどんな思い出アポロンは見ていたのか・・アポロンは太陽神なのに、悲しい話が多い。
永遠の愛を忘れないためアポロンは月桂樹の冠をかぶるようになったとか。
犠牲の上での勝利がもしかして月桂樹の象徴かもしれません。
そこまでの深読みは置いといて、絵に戻りましょう。
馬に乗っている人物の背後に隠れるようにして棒を持っているひとたちが見えます。この棒=ワンド=火は一応鎮圧されて秩序の世界に入ったようです。しかし隠されているのでまたどこかで燃え上がるかもしれないという微妙なバランスがありそうです。謀反をおこされる恐れにつながると思います。
もしまた燃え盛ったら、自分が強く出るのでしょう。
ワンド6を数字で理解する
6は調和の数字です。図形だと6角形なので上向き三角形と下向き三角形で合体!という図形ですね。
火が調和している・・・ということです。火は勝手にしておくと燃え広がって収集つかなくなりますから、自分も強めにでないとバランスは取れないです。
また5の数字を経てきました。5はみんなが火を好きなだけ燃やしていて、混沌とした無法地帯にいました。強いメンバーが集まっているのに良いチームワークがなくてチームとして勝っていない状態に感じます。
しかし6では相手の出方をみたり、相手と協力したりすることを学んでいきます。だからこのワンド6では勝利を得たのでしょう。相手にあわせて火を提供する。部下がだらしなかったら叱咤激励し、良い調子であるなら、背後であたたかく見守る。
6は環境のために尽くすという意味もあります。環境や相手に対して火を灯しつつ自分の火のエネルギ−も相乗効果でアップさせるというような雰囲気です。
ただこの馬が小劇場の馬みたいでほんとの馬ぽくないことから、油断大敵!という裏の意味もあるようです。
ワンド6のメッセージ
有利な立ち場
盛り上げ役
良い結果
名誉あるポジション
大事にされる
うまくリーダーシップを取る
試合で勝つ
協力しながら強いチームになる
相手の力を使う
相手にオープンで明るい立場をとる
ゲームなどで機敏に相手に反応する
偉そうにしないリーダー
ワンド6逆のメッセージ
勝利を得られない
謀反をおこされる
チームがばらばらになる
つまづいてのびのびできない
自分を出さずに周囲を拒絶する
虚栄心のリーダー
部下を引っ張れない
部下がついてこない
管理職で悩む
横柄なリーダー