ワンド10を絵で理解する
110本の樹を持ったひとが右に向かって歩いています。
下を向いていて、いく方向はみていません。重たすぎて疲れているのでしょうか?
絵画分析的には右側は環境や相手なので、このたくさん持っている様子をアピールしに行くようです。
この人物は重たいものをあえて一人で持つことを選んでいます。自分で全部やりたい!と思っているのかもしれません。
ワンドは樹木から作られているのでこれは薪割りの木々を運んでいるとも考えられます。暖炉にくべる大事な材料です。火を燃やす燃料を大事にたくさん持っているということでもありそうですね。これらを運ぶのは大変ですよね・・・。でも暖かさを取るためには必要。火を燃やすために運ぶのです。
重たいものを運ぶイメージだとシェルパのような仕事も浮かびます。富士山の強力さんは荷物が重い上に富士山という空気の少ない勾配の急なところを登っていましたからさらに難易度倍ですよね。
ワンド10は人がチャレンジしないことをあえてやることで自分の闘志を盛りあげます。それは自分のプライドを守ることでもあるでしょう。ワンドは誇り高く生きたいのです。まぁちょっとこれはやりすぎな絵ではありますけど、それぐらい火を燃やし続けたいのです。
悪く出るとブラック企業で残業続きの過剰な仕事量を頑張ってこなしている様子でしょうか。無理な課題を与えることで自分を奮い立たせます。
数字10の意味からソード10を考える
10は完成。そして占星術だとサインの10番目は山羊座になります。山羊座はビジネスや社会で結果を出すために積極的に行動するサイン。
ですから火のヤンチャで子供らしい荒ぶるエネルギーが成長し社会と渡り合えるようになると考えても良いかもしれません。
武道などで最終師範になるとかそんな感じもありますね。わたしの好きな黒帯チャンネル。
武道家の若い頃の動画も上がっているので、それを見るとやっぱり若い頃は「戦うエネルギー満々」ですよね。空手の師範も「若い頃は型が大嫌いで実戦することばっかりしてた」って言ってますけど、それがワンドの最初のエネルギーです。とにかく荒ぶるエネルギーを戦いで昇華させたい。
でも年齢を経てくると体力的に火が枯れてくる。
そして指導に入ったり武道の啓蒙活動に入ることになるでしょう。それによって純粋な火のエネルギーは次世代や社会に還元されていくわけですね。
個人で火を燃やすことも大事だけど世代を超えて火の元気になる力がずっと続くようにさせようとするのが10の完成期になってくるのではないかと感じます。
ワンド10のメッセージ
自分に無理な課題を作り頑張る
やる気をキープさせるためにあえて課題を課す
大いなる直観に導かれる
活動過多になる
武道の練習に励む
競争心をさらに自分で煽っていく
一人の戦いを良い意味で推し進めることができる
ワンド10逆位置のメッセージ
嫌なことなのに頑張ってしまう
体力がないのに頑張ってしまう
誰にも頼らず頑張りすぎる
敗退
過剰な火のエネルギー=わがまま=高齢者の怒りの様子
煽り運転
威嚇して周囲を恐れさせる