ワンドエースを絵で理解する
雲からでている手が棒を握っています。右側(世界からの接点)から左に向けているので、内面にむけて強い意志を発揮しているようです。外にむけて「どうだ!」と見せつけているようではないようです。誰にも邪魔されず自分の闘志を高めています。自分のアイデアは他人にうっかり言うと「そんなこと実現するわけがない」と言われてしまう可能性もあるのであまりそとには出したがらないのかもしれません。
棒というとどんなものがイメージできるでしょうか?
まずは野球のバット。ボールを力強く打つものです。
棒を持つを何かを「打ちたくなる」という衝動があるのではないかなと思います。何かを打つ、叩くになってくると・・・
はい太鼓のバチですね。叩いて威嚇したりリズムを作り出します。太鼓のリズムは人間の体の中のとても野性的な部分を引き出すのではないでしょうか・・・
またワンドって本当は「魔法の杖」なのですね。ハリーポッターも持ってます。物になにか強い力が宿りそこから自分だけでは出せないエネルギーがドカーンと出る・・ということになりますね。
ワンドは樹木で作ります。
棒=樹=植物=上に伸びて行くエネルギ−=生命エネルギ−そのものを表しています。植物は雑草などはほったらかしでもどんどん伸びていきますよね。生命力の強さをワンドは表しています。
生命力とはなにか
生命力とはなんでしょうか?人間の体はタンパク質でできていますがそれだけでは「生命」として成長はできません。
私は生命力は「気」のエネルギ−に他ならないと思っています。タンパク質だけの肉体に命を吹き込む「命そのもののエネルギ−」だと思います。あるいは生殖能力。生き残ろうとするたくましさ。
自分の身体が壮大なシステムになっていて、自分の顕在意識を超えて、夜も昼もなく動いていることは大きな驚きですよね。体が生き残ろうとする力はDNAに刻まれています。
人を鼓舞したり元気づけたりする力、それも生命力と言ってもうよいのではないでしょうか?
生き生きと若々しくいる力。そのようなものも生命力=ワンドだと思って良いでしょう。
ワンドエースを数字の1で読んでみる
1はスタートの数字です。ですからとにかく「始まり」の意味です。情熱や直観やおりてきてそれを躊躇なく行動に移すのがこのカードです。
ワンド=火の勢いが一気につくのはどんな状況でしょうか?
湿っているとなかなか火がつきません。逆に空気が乾燥していると火事になりやすいと言われます。煽ってくれる空気や風で火のワンドはとても大きくなっていきます。ですから一緒に出たカードがソード(風)がでていたらこの火は大きく燃え広がるでしょう。
ワンドエースの意味と読み方
やる気
直観
自ら燃えること
アイデアがひらめく
元気さやたくましさ
性的男性能力の強さ
創造
・・・・・それらのスタート。
恋愛だったらウンメイのビビビビとした出会い。仕事だったら「これは私の天職!」といっきにのめり込んで行く様子。
ワンドは楽しくてしょうがない世界で、戦略もリスクも考えず、ただただそこの興味や直観で動いて行く世界。駆け引きは似合いません。
ワンドエースの逆位置の意味と読み方
やる気不足でスタートできない
アイデアが枯渇
体力が枯渇
更年期障害
新しいものを受け入れられない
ひらめきが浮かばない