ワンド9を絵で理解する

男性が包帯をまいてワンドを1本もちながら左側を眺めています。
この本だと「彼は東方からの攻撃に直面していることを示す」ってあるんですよね。異民族の攻撃を待ち受けている様子でしょうか?しかし彼は包帯をしていて傷いけないから傷を負っているようです。それでも戦いに挑もうとしている・・。
自分に無理しても、戦う兵士としてのプライドがあります。
あるいは目立った活躍で逆に相手につかまってしまった捕虜説などもあります。
とても不利な状況であることは確か。そこでどれだけ正々堂々と戦えるのか・・という意味になるでしょう。
棒術の動画がありました。つ、つよそう・・・競技でなく「部族の生き残りのための戦いの技術」って感じが残っている雰囲気があります。道具が船を漕ぐオールですよ・・。
よりワンドの原始的な世界と重なります。

またこの惑星の配置でいうと向かって左は、自分の内面という意味になります。特に真ん中は火星の戦いの意味があります。彼は心の中にくすぶる戦いのエネルギーをどう昇華しようか考えているのかもしれません。
あまりにそのパワーが大きく疲弊しているようにも見えます。またはその怒りの根っこと戦うつもりなのかもしれません。いずれにしろ彼はとても勇気ある人です。最後まで逃げずに戦う人。
背後のワンドはいったいなにを表しているのでしょう。敵に囲まれているという説もあります。
象徴的に考えてみましょう。
ワンド=火は直観という象徴です。
たくさんの直観が降りてきすぎていて、あれもやりたいこれもやりたい・・という状況でもありそう。落ち着いて一つ一つを片付けられない状況でもあります。
靴下を履いている途中に「あ!あれどうしたっけ?」と思い立ち、片方しか履いていないのにあわてて冷蔵庫を確認したり、確認したと思ったら今度はテレビの番組が気になってバタバタ最高潮みたいなイメージです。
数字9の意味からワンド9を考える
タロットのワンド9は火のワンドの世界の最終段階の一歩手前ですね。
9は3という生産性の3倍だから、もっとも火のエネルギ−が自由自在に動き回るような気がします。1番元気な様子かも。
1番火が活発に動き回っている。それは相手の状況をみながらの火です。臨機応変に大きくなったり小さくなったりしています。
しかも占星術の対応だと8、9.10は柔軟宮、ということは射手座のニュアンスもちょいと入れると
傷だらけになりながらのプロレスラーみたいなイメージとなるでしょうか。
自分がかなり大変な思いをするんだけど、その様子が相手の興奮を呼び、さらに多くの人がその興奮に巻き込まれていく。行動することや勇ましさを讃えるような世界です。
演説で訴えて多くの人を熱くするような感じもありそう。
ワンド9のメッセージ
無理しすぎ
誇り高く戦う
絶体絶命でも逃げない
傷を負っているが最後まで戦う
手を尽くす
直観で動きすぎる
やる気の炎が燃えている
ワンド9の逆メッセージ
敗北
傷が深くてもう動けない
やる気の空回り
自分の力を課題評価している
実力にあわない相手をたたかう=負ける
プライドにこだわりを持つ
玉砕
撤退をしそびれて戦況が悪い
撤退が遅れてダメージ
醜い引き際