ソード2を絵で理解する
海の前の椅子に白い服を着た人が座っています。そして大きな剣をクロスさせて持っています。剣先は上を向いています。
こうしたいという意思を天に向けてはいます。二つの剣は二つの方針。剣なので1回それを決断したらもう戻れないような真剣な決断を迫られています。その二つをどっちにしようか迷っている。目を隠しているのでまだ決めようとしていないようです。
手がクロスしているのでそまま剣を上にあげることはできません。剣をあえて、今は使わないようにしているようです。
決闘をするのでしょうか?海は静かで、戦う前の静けさが漂っています。瞑想して集中しているようにも見えます。
私はこれ巌流島の宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の直前みたいなイメージもあります。
小次郎は遅れてきている相手に対して感情が冷静でなかったようですね。宮本武蔵は遅れることを計算していたのでしょうか?また太陽の方向を考えて相手が眩しくなる場所を取ったとか???
それが本当だったら「計算だかさ」が伺えます。ソードっぽーい!ってことになりますよね。どんな手段を使っても勝利すれば良い。そんな意味も剣には込められていそうです。
数字の2の意味からタロットを考える
2は迷いと判断と比較を生む二元性の世界。一つだったら矛盾がなかったのに二つになることで分離が始まりあなたと私は別である・・という概念が生まれました。2はシーソーのようにあちらとこちらを行き来するだけで客観的な3番目の視点がありませんから迷いの世界です。
比較しながら検討している様子です。
ソードの本質はドライな世界だから、「あっちとこっちどっちが合理的?」「どうやったら邪魔されず俺のやりたいことが貫ける??」みたいなことを考えているでしょう。でもまだ決断はできません。
普通の占いの意味で考えると、シビアな選択を前に緊張した状態、どっちの方向性にいくかまだ決められない。という意味で私は良く使います。
剣というシビアな考え方が2つ対立すると考えると、冷戦状態である様子、どっちも意見をひかない、言い分をいってばかりの状態。喧嘩ばかりしている恋人たちというイメージもあるでしょう。
下手すると本当に相打ちみたいに両方包丁持って、追いかけるみたいな・・・。
また剣の「知性」という象徴から考えると、あっちも見て、こっちも見てというように、比較対照しながら知識を得るなどもいれても良い。ただ二つあって決断は先延ばし・・という意味になりやすいです。
2は受容という象徴から、相手の意見を受け入れるという意味にもなります。自分の意思を放棄しているので。
ソード2のメッセージ
決断を迷う
まだ今は決めたくない
決断の放棄
誰かに決めてもらいたい
集中して何かを待つ
客観的に考えられない
どちらかアンバランスな考え
二つ剣があるため戦いを前提として意見が合わない
言葉で争っている
ソード2逆位置のメッセージ
迷いが晴れる
決断の勇気を持つ
客観的な立場に立てるようになる
考えが中庸になる
戦いの放棄
闘争心が萎える