4:タロット占いを深く読むために 大アルカナと小アルカナとコートカード の違い

1:タロットの構造

タロットは、大アルカナと小アルカナ、コートカードという3種類で構成されています。

1:大アルカナ→絵札
2:小アルカナ→数札
3:コート(宮廷)カード →人物カード

大アルカナだけで占うこともできます。占う内容によって小アルカナだけで占ったりすることもあります。

大アルカナは人生の大きな出来事。小アルカナは日々の小さな出来事。人物カードは関わる相手の象徴とも言えます。

例えるなら、白い画用紙に原色だけで描いて、目がチカチカになっている状態が大アルカナだけ使っている状態。

でも微妙なトーン(明るさ、暗さ、渋さ)があると、その原色が際立ってくるのです。これが小アルカナも混ぜて使っている状態。原色もあり明度や彩度が微妙な色もあると、原色のテーマがわかりやすくなってきます。大事なテーマが大アルカナで絞れてくるので読みやすいです。

人物カードは関わる相手にでることも多いです。でもそうでなかったら、自分の心の中のキャラクターであるということになるでしょう。

2、小アルカナの大事な読みどころは

小アルカナは、火土風水の象徴である4元素を使って占います。4元素はより心理の近い構造になってくるのでより、心のエネルギーの動きを読むことになります。

様々な葛藤を読むことができます。

火はやる気。風は知性。水はつながり。土は現実。この4つの心のエネルギーの強弱で性格の個性がでてきます。

4つの世界を全て均等にこなせるといいのですが、人間なかなか自分のパターンに気づきにくのですね・・・。なので違う価値観の人を見ると批判したくなったり、嫌いになったり・・・ということになるのです。

3.ワンドとソードの組み合わせ

火は風と仲良し。上昇したいエネルギー同士。お互いのエネルギーを上昇させます。地上のルールから自由になっていつでも若々しくいたいのがこの二つ。タロット だとワンドとソードが仲良しです。

火の思いつきを風がイイネイイネと煽って勢いよく火が燃えていきます。

勢いよく前向きに行動しているときはこのソードワンドが効いている状態だと思います。あまり現実を直視せず自分だけの心の理想を求めていくので無謀さがあるかもしれません。それでも行動するエネルギーが強いのがこの組み合わせでしょう。

全体にこの組み合わせが多い場合は元気に動きがある時だと言うことになります。

4.ペンタクルスとカップの組み合わせ

そして、土と水が仲良し。カップとペンタクルスですね。地球の重力に則り、下降することを求めます。下降ってことはグラウンディングです。二つ合わさるとさらにそのエネルギーは強くなる。

土にタネが撒かれ水が与えられ、豊かな作物に育っていきます。水は感情です。感情でお金が動くのです。これは金の切れ目は縁の切れ目といいうぐらいですからね!

カップは一人目立ちません、みんなと融合し仲間と歩調を合わせます。そしてペンタクルスで現実的に物事を積み上げていきます。

全体にこの組み合わせが多い場合は、保守的でエモイ感じが強く漂う状況だといえるでしょう。

5.コートカード で人物像を例えると

漫画やドラマの登場人物でコートカード を考えてみるのは人物像が広がり勉強になりますよ!

のいろいろご意見あると思いますが、私の主観でスラムダンクの登場人物で考えてみます。

主人公桜木花道、ワンドそのもののタイプではないでしょうか。縦社会を無視する破天荒なタイプ。

自分の直観で動きたがるし単純で喧嘩っ早い。最初はまったくの初心者なのでワンドペイジでしょう。でも彼はバスケを通じて成長するのでワンドナイトになっていく・・。

湘北バスケ部のキャプテン赤城くんは体格も非常にめぐまれてあの年齢にしちゃぁずいぶん大人っぽい感じがあります。キング風なのです。まじめな感じがペンタのキングかなと思ったりします。

流川楓はクールな感じなのでソードでしょう。

タロットウェイト版ソードのナイト

副キャプテンのメガネくんは優しいからカップのナイトでしょう。

タロットウェイト版カップナイト

安西先生は多感な時期の青年たちをまとめチームをうまく作っていますよね・・。私は小学校中学校バスケやってたので、ああいう監督って理想だよなって思ってしまう。(余談ですがさらには私はスラムダンクの漫画に出てくるあの地域で青春時代を過ごしているので、あの漫画の世界ははリアルな世界と混じっているのです。)

安西先生はキングですよね。過去は鬼監督だったらしいのでワンドのキングだと思うのですが花道たちを見ているときは物静かな雰囲気だったのでペンタか裏側に的確な分析力と強さがあるのでソードかな・・・

漫画の登場人物に様々な個性が生まれて話が豊かになっていきます。この個性のベースは火土風水の4元素のエネルギーのぶつかりあいがあるからこそです。

6.小アルカナは西洋占星術の3要素も象徴している

占星術とタロットの結びつきは黄金の夜明け団が、教義大系のために考えたものです。が、私は、あまり黄金の暁団解釈が、いまいち釈然としないところがあって、全部が全部をそのまま鵜呑みにしていません。

ただ小アルカナの場合は占星術と考えておくととっても、ラクに思えます。ただし占星術の象徴がある程度わかる方に限ってしまいますが。

たとえば〜〜

ワンドは
2.3.4=活動宮のおひつじ座 
5、5、7=固定宮のしし座 
8、9、10=柔軟宮の射手座 

という割り振りがあります。これはそのほかのスートの種類でも同じでございます。

ソードは風のサイン(天秤、水瓶、双子)
カップは水のサイン(蟹、蠍、魚)
ペンタクルスは土のサイン(山羊、牡牛、乙女)

活動宮:スタートダッシュ・はじめるエネルギーが強さ。
固定宮は維持と継続。
柔軟宮は調整と環境への適応力。

数字が小さいと子供のような純粋な動き回るエネルギーが強い。
数字が大きくなっていくと周囲と関わりながら調整していける・・というようなイメージを作っておくとよいと思います。

占星術がわかる方はこのサインもイメージしておくと解釈の幅が豊かになりますね。

タロットを深く読むためにシリーズ

1:タロット占いを深く読むために1番大事なこと

2:22枚の通しテーマを把握する

3:列に並べて共通項を見つけよ

4:大アルカナと小アルカナとコートカードの違い

5:質問の書き換え力を養おう

6:直での読み方とは?

7:未来は決まっているの?

8:現実にできるだけ落とすこと

9:主題の求め方

10:ストーリーの作り方

11:情に寄り添う言葉小アルカナ

12:直感読みタロット練習法

13:カードの意味の階層を増やす

14:2枚読みとは

15:逆位置の考え方


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