1、タロットは直観のトレーニングである
さんざんいろいろなところで書いていますが、タロットは直観のトレーニングになります。
私は名刺のデザインもしていますが、アイデアがイメージとして浮かびやすくなりました。ふと浮かぶんです。ほんとふっとした拍子にです。
学生時代、デザインの課題でいつもアイデア出しで「うんうんうなって」超苦労していたことを思えば、なんとスピードが出るようになったことか・・・!
タロットをするプロのイラストレーターさんも仕事が楽になった!って言っていたので、共通するんじゃないかなーと思います。
そしてタロットを直観トレーニングツールとして使うには左脳よりの頭を休ませなばなりません。
2、左脳重視の頭脳とは・・・・
学びの方法というのは、昔は親方から真似して時間をかけて技術を得ていました。
でもスピード命の現代社会では、タロットは座学で頭だけで短い時間で技術を取得するのが学びというように置き換えれらてきています。
タロットはどちらかというと、親方からいろいろなものを見て真似していくような、音楽やスポーツタイプの学びで定着すると思うのですね。そして親方っていうのは思想や人生の生き方とかもすべてだと思うわけですよ。そして実際にリーディングしないとタロット筋肉がつきませんよね。
ただ座学だけでやろうとすると「正しい」答え「正しくない」答えという教科書的なものになってきてしまうとちょっと辛くなってくることもあるようです。
外側に正しさを求める→あっているかどうが不安→やる気なくなる→読むのがつらい・・・という人私はタロット練習会でお会いしたことがあります。
こんなに面白いタロットリーディングがなんでつらいの??!!!とまったく驚きだったのですが、「正しい回答」を出せないとその学校を卒業できないらしいので学校のカリキュラムの権威に従ってしまう。タロットと権威は、もっとも関係ない世界だと思うのですけどもね。
もちろん一応のルールは大事だと思います。
しかし権威を大事にすると、上から評価される人生になってしまうので、タロットの読み方も、その人らしさが死んでしまうような・・・
自分の人生の生き方が毎日の繰り返しになってきて新鮮さがなくなりつまらないな・・・て感じてしまうのと同じように、タロットのリーデイングも面白くなくなってきてしまいます。
3、タロットの直観をひらめかせるには
左脳の反対側、右脳を働かせるにはイメージをする力を引き出すことです。イメージ力は本を読んだり、ラジオを聞くことで高まります。子供の頃私はとても食いしん坊で美味しそうな食事の描写があるお話をしょっちゅう読んでました。今も覚えているのはこのシリーズ。
主人公エディが宇宙人のマーティと仲良くなる話。
この本ではないのですが、マーティの故郷に遊びに行く話があったのです。その中で宇宙食を食べるっていうシーンがあったのですよ。
詳細は覚えていないけど、アメリカの料理を宇宙食にしていたの
です。その味はいったいどんな味なのかと文字を読みながらイメージしまくってた記憶があります。
確かグリーンピースにチキンのロースト?アップルパイだったか・・・そしてデザートには何かのゼリーだったような・・・
当時あかぬけた食べ物なかったですからね。必死にイメージングですw
今はyoutubeやインスタで映像が溢れていますが実はこれはイメージ力を奪っていることなのかもしれません・・・。
もうひとつ、直観をひらめかせるには、頭の中のおしゃべりを呼吸法とリラックスで落ち着かせて、ボーッとするということもあるでしょう。よくアイデアはふっと緩んだお風呂に入った時に生まれたりします。
本当はみんな直観を受け取ることはしているのです。
しかしそこで「これ合ってるのかな?」と自分ですぐツッコミを入れてしまうことで台無しにしていることが多いです。
人間は訳の分からないものに「恐怖」を感じます。もしかしたらあれはこ襲ってくる人かもしれない!それが安全かどうか知りたくなるのですね。そしてそれが「名前づけられて」安心します。
例えば暗い夜道、一人で歩いている時、さーっと黒いものが動くのが見えたとします。「なんとなく」怖い感じがする。襲ってくるもの?あれはなんだろう?と少し緊張が走るでしょう。でもそれが結局小さな猫ということがわかれば「なんだ猫か」安心した気持ちになれます。
だから「なんとなく」と感じるものはわけがわからず安心できないので「特定」して安心したくなる。これは人間の本能だとも言えるでしょう。
「なんとなく」感じることを信じることは、ちょっと怖いことでもあります。証拠も何にもなく「こっちの道がいい!」と言ってるものですからね。
しかしその「なんとなく」が本当は大事な「潜在意識から」の伝えたいことでもあるのですよね。
4、自分の直観が正しい!とわかるとレーニング
私は松村潔先生のところでいっとき、「リモートビューイング」という練習会に参加していました。ケビン・ターナーさんのワークショップにも行ったっけね。
日本語に訳すと遠隔透視。
ソ連とアメリカの冷戦時に軍の諜報のために開発したサイキックトレーニングであります。テクノロジーの粋を集めた軍事なのに最終的には人のサイキックの力を頼るなんて・・面白いですよね。
やり方は封筒の入った写真を中を見ないで透視するってういうトレーニングです。たくさんたくさんやると、一部がわかってくるのですよ。精度の差はあるけど、普通の人もなんとなくできてしまうことが多い。ただし「自分の利益に関すること」は察知できにくい。「当てたい」という気持ちが入ると歪んでしまう。
リモートビューイングは自分の中で起こる想念を全部書き出すと良いと思っています。
想念の流れを最初から追っていくと、最初なんとなく「海」って感じた・・・・でもやっぱり違うなと否定する。「気のせいかな」って終わらせてしまいます。
でも封筒あけて写真見た時に、海の写真とかが入っていると、「なんだ最初感じたことで正しかったんだ!」ってこと多かったんですよ。
先ほども書きましたが、人間は「なんとなく」を本当に無意識に否定するんです。
でもその否定する「癖」を理解し、直観のやってくる感覚、心の中にどんな風に、その「きざし」が突然何かがやってくるか?を理解できるようになると自分の直観(最初にきたもの)が1番正しいなぁって信頼できるようになります。
リモートビューイングは「思い込みか思い込みでないのか」を切り分けることができるトレーニングなのです。
なのでこれをやっておくと、「今浮かんだことは心の中の思い込みなのか?情報なのか?』の違いがわかってくるでしょう。
そうすると最高に良いタイミングと物事ををつかめるようになるでしょう。
「今これをやれ!」とか「これだ」!みたいな思い込みでない力強い直観に確信がもてるようになるからです。