1タロットでの感情の読み方
小アルカナを使うとより詳細に読めます。人間の心理のバランスはおおまかに4つと考えましょう。西洋占星術の基本的なエレメント(火と土と風と水)が人の心理バランスの要素となっています。
そして心理学者のユングもタイプ論という中で人の性格分類をしています。
直感、思考、感情、感覚の4つの分類をしています。
そしてこのエレメントとユングがわけた4つの分類は、小アルカナの世界と対応しています。
火はワンド→直感→生命力
土はペンタクルス→感覚→物質、お金
水はカップ→感情
風はソード→思考
誰でもどれかに偏っているものです。また対立している価値観があってなかなか一つに決められないという方も多いです。
目の前のクライアントさんの足りない要素は何か?多過ぎの要素は何か?拮抗している心理バランスは?
そういうことが小アルカナに現れています。心理バランスの偏りをお知らせするだけでも、とってもインパクトがあったりします。
タロットの4元素が対立しているから感情が生まれる
色々な思いがあるからなかなか進んでいかないのですよね。その様々な心の要素を小アルカナは示唆します。
カップ対ワンドの対立の読み方は?
カップはみんなと一緒が良くて、周りを立てる。自分はあまりわがまま言いたくない。でもワンドは自分の内面の衝動や表現をストレートにしたい。その対立になります。みんなでランチ行こうよ!ってカップが言っているのだけどワンドが私は今日は蕎麦を食べたいと一人で勝手に出かけてしまう。そんな感じ。
あるいはカップの濃い感情で縛る関係性。絶対大事にしたい=自分のところに置いておきたいという感情。それに怒って出て行くワンド。
母のことを恋しく思うカップの気持ち。でも私は自分の人生を生きなくてはいけないというワンドの勇気。
一人で大丈夫!できるもん!と頑張るワンドの陰で誰かに頼りたい気持ちはカップ。
もう別れなくてはいけない!と思っているワンドだけど、やはり寂しくてlineをしてしまうカップの気持ち。
みんな誰でもこんな葛藤ありますよね。
他の対立も考えてみましょう。