1、子供の頃はみんな天才だったお話作り
タロットをどんどん読めるようになるということ=お話を作る力だと思っています。紙芝居のようなものです。
お話をつくるというのは、子供の頃はみんなやっていたのではないでしょうか?ごっこ遊びの中で・・・・。
女の子はお人形さん遊びをしますね。私もリカちゃん人形に、まちゃくちゃんはまった子供時代ですから、どれだけお話の世界にいたことか!
男の子でもレゴとかマシンもので世界に入り込むようなこともあるみたいですね。
まったく自由自在のイメージの世界。みんな持っている力です。
2、タロットを使った物語を作ろう
大塚英志さんの「物語の体操」は「みるみる小説が書ける6つのレッスン」とあります。
大塚さんは漫画の原作を多くされていて、漫画や文化の評論もされています。
この本の中でもっともタロットリーディングぽいなと感じたのが「解体と再構成」がお話を作る工程にあるというのです。p23
「解体と再構成」は想像力の発達という内田伸子さんの本の内容から出されていました。解体と再構成は子供の頃発達する想像や創造と深く関係あるのではないかと感じました。
解体というのは見たり聞いたりした経験、印象や感情、出来事。
解体というのはバラバラな断片ですね。それを並べ替え意味づけをするということでお話が生まれてくる。
この解体されたものがタロットの1枚1枚というように考えることもできるでしょう。
「知を伝えるもの」というものは
1:解体された存在であるカード
2:それから再構成された本
その2種類があると感じています。
私はカード好きですが、解体された知の体系を「私」が再統合できるのがとても面白いし好きなことだなぁと感じます。
解体された破片をどのように統一するか
大塚さんの本ではその断片を「知恵」「意志」「勇気」「調和」などの24の単語と図形のカードにして
1:主人公の現在
2:主人公の近い未来
3:主人公の過去
4:援助者
5:敵対者
6:結末
というような組み立てにおいて考えるということをしています・・・!タロット占いみたいで面白いですね。
またそれらの分断された「解体されたもの」をどうつなげるかはダブルカードや連鎖読みの練習で会得していくのでこれは違う記事に書いていこうと思います。
3、タロットも人生を紡ぐストーリー
タロットリーディングもそれと同じように生きていくお話を作ることそのものですね。
自分の人生をどうするのか?を半分タロットに助けてもらいながら、自分の意思を統合させて「答え」や「気づき」を見つけるのです。
タロットを読み鍛えて行くと、行き詰まった状況から様々な視点があることがわかってきます。自由な視点で物事が語れるようになります。
人生は変化の連続でもあります。人はいつでも「変化」したいそのために何をするのか?どうすればよいか?変化のためのお話なのだということを頭にいれておきましょう。
タロットの良いところは、その解決方法が、自分が想いもつかなかったひらめきからやってくるところです。タロットのカードを使うことで、新鮮な発見をいつも与えてくれます。