戦車を絵で理解する
ウェイト版の戦車は馬ではなくスフィンクスが戦車を引っ張ってます。
スフィンクスは古代ギリシアの神話だと怪物ですね。エジプトのピラミット側にも鎮座していますよね。道ゆく人になぞなぞを出し、それが正解でないと殺していたという怪物。しかしオイディプスがその謎を解いたわけですね。だからこの御者はオイディプスなのかなぁと思ったりもする。
オイディプスはエディプスコンプレックス(母親を手に入れようとする息子の心理)の語源です。父親を憎んでいる。(皇帝や教皇)に反抗する息子・・みたいなイメージもあるでしょう。
彼は壊れなそうな石の戦車に乗っています。意外と重そうですね。ご丁寧に天蓋も付いています。彼は堂々としたコスチュームを着ています。でも実は傷をつくことを恐れているのかもしれません。
タロット は潜在意識と顕在意識それを観察する「私」の絵
タロットは潜在意識と顕在意識、両輪での意識の使い方の図であるという意味もあると思います。これはけっこう昔から考えていることなのですが、2頭の馬は潜在意識と顕在意識。それがまだ仲良くなくて、中央の御者が必死に操ってる奮闘カードと考えています。この二つを客観的にみているのは永遠の「私」です。エゴではないです。カードの彼は馬の特性を把握していません。馬それぞれの特性を把握し、同じ方向へ行かせる。うまく馬車が動かせると次のステージへ行ける。
2頭の馬(ウェイト版だとスフィンクス)の個性はなんだろう
馬を扱う人は、二頭の馬の個性をよく知らねばならないのであります。馬車に乗ってる王子が「これから遠い距離を行くんだよ」と言ったときに
「遠くだからいろいろ景色が見れる!嬉しいなぁ」と言う馬と
「遠くだから疲れて道中大変なことになる!いやだいやだ」と言う馬。
だと思うわけです。これは人間の二元性の考えそのものの世界を表しているとも思います。でも、王子の行き先は実は馬が握っている。二頭の馬をどう飼いならすかは王子の腕次第だったりするのでありますよ。
戦車は行き先を決めないといけないカード
昔まだタロットを習っていたころ、みんなでタロットのパスワーキングをしたことがあったんですが、このカードについては私の記憶だと、ただ単純に走り続けるようなそんなイメージを見てる人が多かった。
このカードは単純でストレートな様子を表していると思います。ウェイト版では蟹座というサインが対応しているけど、私は射手座っぽい感じするんですよね・・・。ただ走るために走っている・・・。そんなイメージもあります。
昔「湾岸ミッドナイト」という漫画がありましたが、この主人公たちは、ただ走ることそのもののために、生きているような・・・そんな登場人物が描かれていました。主人公は、高校生で、車大好きな男の子です。周りは「なんでそこまで走ることにのめり込む??」みたい反応なんですけども。主人公の男の子は戦車そのものです。こういう究極までいかないと、気が済まないエネルギーは、目的地を決めないと、勿体ないですね。
戦車に乗る人は永遠の少年である
私はこのカード、古いところではガンダムに乗る初期のアムロのような気がしてなりません。最近ではガンダムユニコーンのバナージ・Zガンダムのカミーユですかね。
「アムロいきます!!!」っていうあの感じが戦車ぽいと私は思う。身震いするような勇ましさと恐怖。モビルスーツも乗り物です。
大きな乗り物に乗ると自分が強くなった気がする。若いので「強さ」に憧れていて、モビルスーツに乗り込み戦う。若さゆえに無茶をする。感情が一直線で幼い。戦いと優しさの中で葛藤する。個性と役割の中で苦悩する。経験することで本当の成長した「男」になっていく。こんなイメージも戦車に乗っけていいのではないでしょうか?
戦車のメッセージ
・突き進め
・自信を持って行動しろ
・早く動け
・とにかく動け
・人に会うことが仕事とか言いそう。
・スピード重視
・スリルを楽しめ
・競争には勝てる
・猪突猛進
・先手必勝
・バイクや車の趣味
・暴走族
・強がり
戦車逆位置のメッセージ
・急いではいけない
・注意散漫
・スピード注意
・事故に注意
・技術に過信しすぎ
・勝利できない
・目標達成できない
・軍務放棄
・やる気が出ない
・攻めがない
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