タロット講座 吊られた男のメッセージと読み方

絵から吊られた男を考える

絵の上部は精神的なものを表します。下の図は松村潔先生が考えた惑星の対応です。上側は常識的な顕在意識を超えた超意識・・みたいな天体です。なので宇宙とか神とかそんなイメージもあるかもしれません。

そこに吊るされているといる絵ですから、「宇宙から役割を与えられている」といった様子でもあると思います。

この地球でやらなくてはいけない役割がこの男にはあるのではないか?って思ってしまうのです。

惑星の場所の意味

そして真ん中の月・太陽・土星・冥王星は心の中の軸みたいなエネルギーです。吊られた男は冥王星という死と再生の星から直流になってエネルギーが落ちてきている。冥王星は死と引き換えにでも大事にしたい価値ですから彼はその価値以外は選べない人生なのだと思います。

頭に後光が差していてアイデアが湧いたりしている様子とも言えますね。そのアイデアは彼の真似っこでない深い部分から生まれたもので彼だけが実行できるものなのです。彼は選ばられし勇者なのであります。

好きなことだけで行動はできませんが、宇宙からよしと言われたことに関してはどんどん進んでいきます。あなたもそんな瞬間が今までの人生であったかもしれません。それは吊られた男のあり方を受け入れた瞬間だったのだと思います。

吊るされているという意味

彼は罪人なので吊るされているという説明もあったりします。吊るすというのはあまり良い雰囲気がありませんね・・・

地上と足を離させるというのは、生きることを拒否のしるしでしょう・・・。

人間は足で地上を踏みしめ力強く生きることができるのです。地上から足が離れたら「幽霊」になってしまいます。

罪という言葉では、やはりキリストの磔のようなものも思い浮かぶので「犠牲」という意味も出てきますよね。濡れ衣を着せられているかもしれません。耐え忍んでいる様子でもあるようです。

私は最近「引きこもり」の状態もこの吊られた男のような気がしてなりません。吊るされた男の数字は12。1たす2は3。3は女帝=母親とうまく母離れができなかった結果・というようなイメージもあります。彼は母親の犠牲になってしまったのかもしれない。だから永遠に「できない子供」を演じている。

刑は見せしめという意味もあるでしょう。中世などでは死刑の見物のようなものも多かったようです。人間がまだ荒々しい自然とともにいた時代ですから野生的なエネルギーが強かったのだと思います。

ただ彼の足を縛る綱は私には弱々しい縄に感じられ、意志があればそこから抜けることができるのではと思います。その意志はまだ隠しています。手を隠していますのでね。

逆さまに吊られるということはとても体には辛いことでもありますが、逆立ちというように考えると逆立ちは健康に良いとも言われています。

逆さまからみる世界は常識を覆すような視点を与えてくれるかもしれません。犠牲であることを止めるのはとても勇気がいるのかもしれない。ここから脱出するのは次の死神になってからです。

吊られた男のメッセージ

・今は辛抱の時
・運命を受け入れよ
・自由に動けない
・好きな人に会えない
・案件ストップ
・幽閉されている
・入院している
・アイデアを出せ
・孤独を愛せよ
・犠牲になりやすい
・濡れ衣を着せられる
・罪を犯す
・罰を受ける
・人に会わず引きこもる

吊られた男逆位置のメッセージ

・自由に向かっている
・役割から解放される
・犠牲から解放される
・自分の手のうちを明かす
・出所
・退院
・自由を手にする
・恩赦

タロット吊られた男の具体的イメージ

アンドリューワイエスという画家に注目してみたいです。(1917〜2009)はアメリカの画家です。

私が高校生のとき、初めて用賀の世田谷美術館へ見に行った作家なのです。中学校の教科書に載ってて素晴らしい絵だな〜〜と。それでずっと気になってて、お友達と二人で初めて東京の美術館へ行った記憶があります。

スクリーンショット 2015-06-11 16.34.42

ワイエスのHPより

ワイエスはテンペラという中世の技法を使ってリアルな絵を描いています。。水彩の作品もとてもかっこいいです。

題材はアメリカの田舎の自分の家と、別荘、やその周辺に住む人たちを描いてる。そして漂うのは虚無。孤独。枯れた感じ・・・・。

それで、実際のワイエスの住んでいる町の写真を見たことあるんだけど、私が思ったのは「何にもなくてつまらない場所」って感じだったんですよね・・・。こんなところがよくあんなドラマチックな絵になるなぁと。

ワイエスにとっては、濃い感情がしみついた場所だからこそ、見る人がドッキリするような心をざわめかせる絵になっているんだと思います。

この人の絵のイメージは、タロットでいうと、12の吊るされた男+9隠者だと感じる。

籠って自分の中の虚無を風景を通して眺めている。描きながら瞑想してそうな感じ。ちなみにワイエスは幼少のころ病弱で、学校に行けなかったそうです。

話もどって、ワイエスの画集で「ヘルガ」という画集があります。近所のヘルガという女性をずっと書き続けたものなんですが、ヘルガのシリーズはずっとアトリエにしまいこまれてたみたいです。まぁ内緒で描いてたらしいんだな。

吊られた男は手の内を見せてないんで「秘密」っていう意味も私はつけているんだけど、この内緒の絵を描いていたことも吊られた男ぽい。

240点ぐらいの作品数・・・・・・作家とモデルの密室的関係の濃い感情が筆に乗り移っている作品です。

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