1、外側からやってくる衝撃を伴う出来事=タワー
元々のマルセイユ版でのカードの名前は「神の家」という名前でした。神に相応しくない存在はその場所から強制的に移動させられるというような意味でしょう。
右上から稲妻が入ってきて衝撃的なことを示唆します。稲妻はギリシア神話だとゼウスが使いますね。ゼウスは雷と使うときは、無慈悲かと思われるかもしれないけど、世界のためにその力を使います。パエトンが父の太陽の戦車を操縦しきれなくなり世界が干上がってしまった時、その戦車を落とすために雷を投げつけました。
世界の秩序をもう1度作るためにタワーは打ち砕かれます。
またタワーの上には王冠、そして右の人物も冠をかぶっていますから偽物の王はその場から落とされてしまいます。
神は全てを見通している。神による痛みをともなう救済かもしれません。そぐわない王が失脚するのですから・・・・。
右上は海王星の意味の場所です。海王星は新しい理想や夢を表し、そこから流れてくる強烈なビジョンによって人生が大きく変わっていくことを示すでしょう。
それは今までの自分の古いあり方を壊すような破壊力があります。
変容は外からではなく実は内側の心のエネルギーによって引きこされるということを示唆しているようです。
天変地異など人間がどうにもできないことを表す
311の地震がなんといっても今まで生きてきた中での私の「タワー」な出来事であったと思います。天災、思いもかけない衝撃的な出来事。
私は鬱一歩手前まで行ってしまって、相当参っていました。
今までの信念体系がぶち壊された・・・という意味です。今までの安心安全であった世界がまやかしで、本当の国と国民の関係がどんどん浮上してきている。
水や空気や住んでいる場所に対する気持ちの変化。最近では台風によりる被害も多いです。
最近は色々な意味で「常識安全」がいつもあるとは限らない・・というような世界になってきています。それは多分2011年から始まっている。さらに2020年はコロナの流行で、安全な生活を維持していくことの難しさが増しているように思います。
しかしタワーはその厳しい現実を見せつけることで、「覚醒」をもたらします。本当の姿や真理をむき出しにする。それを受け入れて人間は成長していきます。
日常でのタワーの意味
これをもうちょっと日常に落として考えてみると、いつもいる場所が変化する→引越し、会社の移転、会社の組織変更、左遷、転勤などになります。
いつもいる土台の場が揺るがされ変化が起こるという意味です。
何かが終了するという意味なので、思いもよらない方法でも終わり方全般です。恋愛、仕事などすべてにおいて、このままでは違った方向へ行ってしまうというタロットからのメッセージと思っておきましょう。
変化を受け入れれば、うまくいくこともありますが改革には痛みを伴いそう。全く新しいやり方を手に入れることが大事。
タワーのメッセージ
遅かれ早かれ状況が終わる
会社を辞める
離婚する
結婚する(電撃)
驚きのニュース
会社の合併
居場所がなくなる
転校や転勤
嘘がバレる
スキャンダルなニュースで状況が変わる
事件や事故
驚きのメール
アイデアが閃く
インスピレーションに従う
逆位置の場合は変化が遅くなるという読み方をしています。
タロット2枚読みの考え方と実際の読み方動画 タワー
タロット大アルカナ メッセージと読み方
0:タロット講座 愚者のメッセージと読み方
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