世界のカードを絵で理解する

タロットカード大アルカナ最終カードは「世界」といいます。タロットカードでこれがでると、あるサイクルの完結や完璧な調和などを示していています。
調和とは4つの周りの力。周りには牛とライオンと鷲と天使がいますがこれは4大使徒についてはこのページにも書きました。
4元素に象徴されるエネルギーのバランス。火は燃えるような成長力。水は感情、土は具体的なもの、風は知性。
私は人間には「水」の力が強く作用すると思っていて、ともかく感情が「キーポイント」だとは思います。
カードの絵には月桂樹ワッカの中に人がいます。(これ余談ですけど、神社の茅の輪くぐりのようです。あれも八の字で回って浄化しますのでなんか似てませんかね??)
女性ぽいですが両性具有という説があります。22枚の二元性の超越のストーリーの最後は男女の肉体の違いがなくなっていくような世界が究極の「1なる世界」なのでしょう。
二元性の分離してる世界は「私がただしくてあなたが間違ってる」とか「私が間違っていてあなたが正しい」とか自分と世界が分離している意識ってことです。
でもそれらを全て解放し手放しするのがこのカードのテーマでしょう。
21の世界のカードは今までの葛藤を統合するのがゴールの姿なのでございます。
最近「統合」という言葉で、魂の発展を目指す並木良和さんという方がいます。まさにこの世界のカードを目指していくような姿勢ではないかなーって思いますよ。
統合とは私の解釈ですが「セドナメソッド」のような内観をし続けることなのだと思います。
何か感情が動く時、忘れ去られた記憶と感情が叫んでいてその正体があることに気づき、嫌なものであれば手放すと決める。潜在意識がそれを拒否したら時間をかけてまたやれば良い・・・・そんな方法です。そんなことしているとぼーっとしてられません。これが覚醒した意識なのであります。
「世界」で生きる意識ってなんだろう
タロットの理想は男性性も女性性もバランスよく合わせた人間がゴール。しかし男女両性の体この次元に生まれることは、いまの私たちは無理ですよね。
2元性を超えたこの男女の交わり・・・・・・・これらはいわゆる「エクスタシー」そのものなのではないでしょうか???
これをいつも感じながら生きろ・・・・ってことが世界のカードの目ざう意識なのではないかと思うわけです。
エクスタシーってセクシュアルなシーンで使うことが多いですが、それは世界で1番素晴らしいと思う。なぜなら自分一人ではそれは味わえないから。そして1瞬で貴重だから。
ぴったりな相手と出会って、それを味わった時は、本当にもう死んでも良い・・・と思うはず。
エクスタシーを味わうのは、このほかに代替として素晴らしい音楽や芸術で味わうこともできるでしょう。
心地よい音やイメージと、自分が一体化した感覚とか・・・。感動とか。その感覚は「喜びとか至福」そのものですよね。
タロットを朝から晩までやって自分の自我がなくなっていくようなあんな感じかもしれません。自分より大きなエネルギーを感じること。それに委ねること。
その感覚っていうのを持ち続けることが、大事だと思います。喜びの波動を保ち続けること。っていうことですね。
世界のメッセージ
完了した
成就した
一つのサイクルの終わり
新しい発展へのゲート
関係の終わり
プロジェクトの終わり
エクスタシーを感じる
目覚めの意識
大きな感動と喜び
飾らない自分自身になれる
世界逆位置のメッセージ
あと少しで完了しそう
積荷が残っている
やり残しがあるので整理する
完成まで時間がもう少しかかる
あと一歩
心の余裕がない
感動できない
バランスの悪さ