タロット皇帝の意味

皇帝を絵で理解する

9分割の惑星対応
9分割の惑星対応

彼は赤い服を甲冑の上に着ている

甲冑は自分を守るためです。ですから先に攻撃は仕掛けないと思う。今あるものを脅かされたら戦うけどむやみに戦いにはいかない。なぜなら今あるものを維持するのが皇帝だからです。今あるものを管理するのが皇帝だからです。

赤い服はその「守り」を強化するという意味です。守りを徹底的にする。それは戦いという形になることもあるでしょう。

皇帝の持ち物

ヴァーツラフ3世
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヴァーツラフ3世

王様の絵を探してみましたが王様は「王笏」と「宝珠」を持っています。宝珠は向かって左。丸いものです。その上に十字架がああります。丸いのは地球の象徴らしくそれを支配する十字架=キリスト教という意味だそうです。王笏は強さの象徴だと思いますね。何か特別な力を与えられた人ということです。

ウェイト版ではやる気の火星の場所にアンクを持っています。王笏ではないですね。

アンクとは

アンク (古代エジプト語ラテン翻字: Ankh) は、古代エジプトで使用された「生命」あるいは「生きること」を意味する言葉で、それを表わすヒエログリフを象ったものは護符(お守り)や装飾の図柄として良く使われている[1]。エジプト十字(エジプトじゅうじ)とも呼ばれる。
wikiより

オカルト的な図像のパワーがあると思います。

生きる力をさらにパワフルに高めています。この地上で生きるために弱肉強食、皇帝は戦い抜いて今の地位を得たのです。結果を作ってのし上がった。

だから彼は結果主義です。営業部長のような。数字残さないと意味ないと思っています。山を登って努力しなければならないと思っています。それがこの地上のルールだからです。経済の原理に則っているのです。

宝珠は普通上側に十字架が付いているそうなのですが、この宝珠は付いていないですね。ちょっと消極的感じ。

十字架よりこのタロットの世界ではもっと大事なものがあるのではないかと感じます。

石の椅子が目立つ

四角い背もたれのグレーの石の椅子が目立ちますよね。石は強くて硬い恒久的な強さ。そして四角は頑固さや安定さの象徴。

四角い形が彼を守っているように見えます。彼は上側の未知のエネルギー(冥王星や海王星・天王星)のエネルギーをあまり受け取っていません。見えないエネルギーは拒否しています。迷信のような怪しいものは受け付けません。

そして石を扱うのはとても大変です。苦労や努力が必要。彼はそれを味わい味わい進んでいくのです。背後の険しい山々もそれを象徴しているでしょう。

彼の椅子には牡羊の頭が付いています。牡羊座(戦いや行動)の意味も出てきますね。個人的にはこの飾り「山羊」なのかも?って思うことがあります。山羊座も権威や集団の力を求めますから・・・。

皇帝のメッセージ

強く自分をもて
リーダーシップを発揮する
結果を重視する
努力しなさい
高い目標を立てなさい
ビジネスの常識を守りなさい
自分の領分を守りなさい
しっかり基礎を見直しなさい
戦況をみきわめよ
引率がうまくいく
権威や権力を手に入れる
社会の王道をいく
社会でスポットライトを浴びる
問題解決ができる
堂々とあれ
尊敬できる夫・父親


皇帝逆位置のメッセージ

結果主義でみんなが離れる
相手をコントロールしすぎ
相手を支配しすぎ
ルール押し付ける
強引すぎる
周りの人のためを思っていない
弱いリーダーシップ
みんなが離れていく
自分が強すぎて弱い人の気持ちがわからない・理解できない
弱者をのけ者にする
うまくいってる人を引っ張る
うまくいってるひと妬む
自分の命を部下より大事にする(船長)
父親を蔑む
軽蔑される夫


哀しき皇帝

ここ最近悲しい事件があったのを記憶しています。

https://www.fnn.jp/posts/00046616HDK

元官僚のエリートのお父さんが引きもりの息子を殺したという事件でした。

これは時代の流れの中で皇帝のあり方だけでは難しくなってきていることを示唆しているように感じます。

強く優秀な皇帝は自分のルールしか世界がわからない。しかし多様性や受容性を同じぐらい作らないと多様化する世界に付いていけないのです。

これは産業革命後、経済第1主義でやってきたやり方が今大きく大きく変化をしなくてはいけない時代の象徴でしょう。

昔の皇帝は家が繁栄するよう、色々な策を立てたでしょう。自分の人生だけでなくもっと長い目で考えていたように思うのです。しかし現代は何か「個」としての人生が切り取られすぎていて、大いなる流れの中の「個」としての実感がなかなかわきません。死んだら終わりみたいな分断した生命の流れ。

それは売り上げの数字という目の前のことばかり見て、近視になりすぎているから・・ではないかと思います。

見える支配をする皇帝

皇帝は具体的な場で民衆を支配します。タロットのはじまった当時は世の中は「教皇」と「皇帝」のダブル支配でした。見える支配と見えない支配で民衆を支配する。それは現代の日本も同じ。見えない支配、教皇は教育だ。その見えない支配の意図のために皇帝は法案を通したり政治的な駆け引きをしていく。

それでちょっと思ったのが、古来より人は支配をされたいという、願いを持っているのかもしれない。だって何も考えなくて済むから。身近なところでの最大の支配者はもしかして「親」かもしれない。小さい時は親が自分の命を握っているからね・・・。どうしたって従うでしょ。

本当は誰からも支配をされてはいけないのに。自分の思いや行動の素は、どこからきているか確認しないといけない。

自分が自分を制するようになってはじめて安定した軸を持てる。

タロット皇帝、リーダーシップ

私は、小学校や中学校の頃、班長さんとか学級委員とか「リーダー」になるのが好きでなかったんですが、見た目しっかりしていたみたいで、ごり押しでさせられてたことが何度かありました。でも目立つ事が嫌いだったのです。「出る杭に絶対になりたくない」と思っていたのです。

私は勝手に生きたい人なので最初っから「一人で技術をつけていきていく」というのが目標でした。組織とうまくやるというのはあまり考えたことがなかった。なのであまり大組織のしがらみなどは実際は経験はしていません。

でも私が、自分自身が人生の舵をとる、自分の人生のリーダーである・・と思い始めたのは、東京へ来て、組織に入らず生き始めた10年ぐらい前からでしょうか。

部下はいないが自分一人リーダーシップ状態です。自分で進む道を決めていかないと・・・・だれも決めてくれない。

このカードは戦いの鎧を着ているけれど、戦いは自分との「弱さ」との戦いだと思います。弱さとは「やべえ〜〜〜このままいくとやべ〜〜〜」とマイナススパイラルにはまることですが、皇帝はそこから自らはい出る気づきがいつもある人だと思う。

だから、リーダーシップって組織の中のリーダーっていう意味と、自分が人生のリーダーである・・という意味にもなりますね。だれにも邪魔されずある意味自由に生きていける力が出てくる・・・・。